日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は289円安、金融市場の混乱を嫌気
[15/01/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
【日経平均は289円安、金融市場の混乱を嫌気】
9時36分現在の日経平均株価は、16819.09円(前日比-289.61円)で推移。日経平均は大幅に反落して始まった。スイス国立銀行(中央銀行)は、スイスフランの対ユーロでの上昇を抑えるために導入していた上限を撤廃すると発表。金融市場の混乱が嫌気される格好から米国市場ではNYダウが5日続落。シカゴ先物は大阪比360円安の16800円となり、これにサヤ寄せする格好から前日の上昇部分をあっさり帳消しに。
セクターでは33業種全てが下げており、保険、金属、海運、証券の弱さが目立つ。一方、1%を超える下げではあるが、水産・農林、不動産、サービス、非鉄金属、繊維などが相対的に底堅い動きに。売買代金上位では全面安商状のなか、OLC<4661>が上昇しており、3万円台を回復。材料系では、ダイヤ通商<7462>、ガーラ<4777>、オルトプラス<3672>、ラクーン<3031>などが堅調。
【ドル・円は116円20銭付近、リスク回避的なドル売り・円買いフロー】
ドル・円は116円20銭付近で推移。16日に早朝にドル・円は116円をやや下回る場面があったが、その後116円41銭まで戻した。ただし、株安を警戒したリスク回避的なドル売り・円買いのフローが入っており、ドル・円の上値は重くなっている。115円台後半には顧客筋などのドル買いオーダーが置かれているようだが、日経平均株価の下げ幅が拡大した場合、ドル・円の上値は重くなり、115円80銭前後まで反落する可能性は残されている。
■今後のポイント
・115円80銭以下に顧客筋などのドル買いオーダー
・日経平均株価の下げ幅拡大でドルの上値は重くなる可能性
9時36分時点のドル・円は116円20銭、ユーロ・円は135円05銭、ポンド・円は176円29銭、豪ドル・円は95円54銭で推移している。
<KO>