NY株式:ダウは190ドル高、原油価格上昇でエネルギー関連株を中心に堅調
[15/01/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
16日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は190.86ドル高の17511.57、ナスダックは63.56ポイント高の4634.38で取引を終了した。朝方は小動きで始まったものの、原油価格の上昇を受けてエネルギー関連株を中心に堅調推移となった。12月消費者物価指数(CPI)が前月より低下し、インフレ指標が弱まったことから早期利上げ観測後退したほか、ミシガン大1月消費者景況感指数が市場予想を上回ったことも支援材料となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器を除いて全面高となっており、特にエネルギーや医薬品・バイオテクノロジーの上昇が目立った。
投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)は予想を上回る決算を発表したものの、トレーディング収入などの落ち込みが嫌気されて下落。半導体のインテル(INTC)も予想を上回る決算を発表したものの、慎重な業績見通しを示したことが上値を抑えた。為替証拠品取引のFXCM(FXCM)は、スイスフランの急伸による顧客損失の肩代わりで資本不足に陥ったことを明らかにして急落となり、終日取引停止となった。一方で、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、アナリストの投資判断引き上げで上昇。製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)はエボラ熱ワクチンの早期開発の為、EU機関から1.15億ドルの助成金を受けることが明らかとなり堅調推移となった。
資本不足に陥ったFXCMに対しては投資銀行のジェフリーズを傘下に抱えるルーカディア・ナショナル(LUK)が3億ドルの融資を行うもよう。
(Horiko Capital Management LLC)
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