NY株式:ダウは3ドル高、原油安が重しもハイテク主導で上昇
[15/01/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
20日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は3.66ドル高の17515.23、ナスダックは20.46ポイント高の4654.85で取引を終了した。欧州やアジアの株価上昇を受けて買いが先行したものの、原油価格の下落を受けてエネルギー関連株を中心に下落に転じた。ただし、引けにかけては10-12月期決算への期待感などからハイテク銘柄を中心に再び上昇する展開となった。セクター別では、運輸やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方、メディアや保険が下落した。
投資銀行のモルガン・スタンレー(MS)は予想を下回る決算を発表し、下落。製薬のジョンソンエンドジョンソン(JNJ)は一株利益が市場予想を上回ったものの、売上高の落ち込みが嫌気され、売られた。為替証拠品取引のFXCM(FXCM)は、スイス・フランの対ユーロでの上限撤廃を受け、証券会社ジェフリーズを傘下に持つルーカディア・ナショナル(LUK)から3億円の融資を受けたが急落した。一方で、銃器メーカーのスミス・アンド・ウェッソン(SWHC)は第3四半期(12−2月期)決算見通しを引き上げたことが好感され上昇。
マーケット終了後に動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)が発表した決算は、一株利益や売上高は概ね予想に一致する内容だったが、米国内の契約者数が190万の純増となったことが好感され、時間外取引で大幅上昇して推移している。
(Horiko Capital Management LLC)
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