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後場に注目すべき3つのポイント〜重要イベントを控え手掛けづらい状況が続く

注目トピックス 市況・概況

22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・重要イベント控え、25日線での攻防が続きそう
・ドル・円は118円24銭付近、クロス円取引に絡んだ円売り観測
・インバウンド消費関連や工作機械の一角に物色も、全体的に見送りムード

■重要イベント控え、25日線での攻防が続きそう

日経平均は小幅に続落。17.78円安の17262.70円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。欧州中央銀行(ECB)が各月500億ユーロの量的緩和(QE)を提案するとの観測報道を受けた海外市場の上昇の流れを引き継ぎ、上昇して始まった。しかし、ECB理事会を控えて結果を見極めたいとの模様眺めムードも強く、その後は前日終値を挟んでのこう着をみせている。

セクターでは、石油石炭、情報通信、パルプ紙、鉱業、その他金融、非鉄金属、食料品などが小じっかり。半面、ゴム製品、サービス、銀行、その他製品、不動産、精密機器などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の6割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下落。

重要イベントを控えていることもあり、想定内でのこう着といったところであろう。ECBが量的緩和に踏み切るのは確実視されており、これが欧米市場で織り込み済みとなるかを見極めたいところであろう。また、これが通過したとしても、週末にはギリシャ総選挙が控えていることもあり、積極的には手掛けづらいところであろう。

日経平均は昨日同様、25日線レベルでのこう着に。大きなトレンドは出難いと考えられるが、ECB理事会を前に日本主導での先回り的な動きは考えづらく、25日線での攻防が続きそうである。なお、物色については決算など個別材料やテーマ株などへの物色に。テーマではロボット、ドローン、訪日関連などの一角に資金が向かっている。

■ドル・円は118円24銭付近、クロス円取引に絡んだ円売り観測

ドル・円は118円24銭付近で推移。ドル・円は、クロス円取引に絡んだ円売りなどが観測されている。ユーロ・ドルは、1.1594ドルから1.1628ドルで推移。欧州中央銀行定例理事会への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、136円85銭から137円24銭で推移。

12時17分時点のドル・円は118円24銭、ユーロ・円は137円19銭、ポンド・円は179円05銭、豪ドル・円は95円38銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・ECBの量的緩和期待は相当程度織り込み済みで日経平均は方向感に欠ける展開
・インバウンド消費関連や工作機械の一角に物色も、全体的に見送りムード
・ECB理事会やギリシャ総選挙などを控え、手掛けづらい状況が継続

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 20年国債入札の結果発表
14:00 日銀・1月金融経済月報
14:00 鉄鋼生産(12月)
14:00 パソコン出荷(12月)
14:00 民生用電子機器国内出荷(12月)



<KO>

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