NY株式:ダウは259ドル高、ECBによる量的緩和決定を好感
[15/01/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は259.70ドル高の17813.98、ナスダックは82.98ポイント高の4750.40で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和に踏み切り、ユーロ圏国債を2016年9月まで毎月600億ユーロ買い入れることを決定したことを好感して買いが先行。その後、一時的に利益確定の売りが優勢となる場面もあったが、引けにかけても上げ幅を拡大する展開となった。S&P500指数やナスダック総合指数は年初来で上昇に転じた。セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方、電気通信サービスや公益事業が下落した。
オークションサイト運営のイーベイ(EBAY)は決算が市場予想を上回った事に加えて2400人規模の人員削減案を発表し、上昇。航空会社のサウスウエスト・エアラインズ(LUV)も好決算を発表して堅調推移となった。自動車部品のジョンソン・コントロールズ(JCI)も予想を上回る決算と強気の業績見通しを示して上昇。一方で、アパレルのランズ・エンド(LE)は冬物衣料品の販売不振などを理由に、11-1月期業績に慎重な見方を示し急落となった。
検索大手グーグル(GOOG)が携帯通信大手のスプリント(S)及びTモバイルUS(TMUS)とMVNO(仮想移動体通信事業者)契約を結び、米国で音声・データ通信サービスに参入するとの観測が広がっている。実現されれば、業界内での値下げや通信速度の向上が促進される可能性が高い。
(Horiko Capital Management LLC)
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