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後場に注目すべき3つのポイント〜ギリシャ総選挙を受けた欧米市場の反応を見極めへ

注目トピックス 市況・概況

26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・反落ながらも、ムードは悪くない
・ドル・円は117円60銭付近、ギリシャ情勢への警戒感が重しにも
・マザーズ指数の上げ幅拡大など中小型株に出遅れ修正的な物色が向かう

■反落ながらも、ムードは悪くない

日経平均は反落。108.78円安の17402.97円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。23日の米国市場でNYダウが下落したことやシカゴ日経先物清算値が大阪比で100円安だったこと。さらに、ギリシャ総選挙では緊縮財政に反対する急進左派連合が圧勝し、これを受けてユーロ相場は一時、1ユーロ130円台に突入していることなどを受けて、利益確定の流れが先行した。

ただ、17300円を割り込んで始まったが、寄り付きの17285.71円を本日の安値に、その後はじりじりと下げ幅を縮めている。セクターでは、ゴム製品、空運、パルプ紙、倉庫運輸、食料品、水産農林などがしっかり。半面、その他金融、鉱業、石油石炭、海運、不動産、証券、鉄鋼、非鉄金属、銀行などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。

売り一巡後は底堅い値動きをみせており、テクニカル面では25日線が支持線として機能する格好で下げ幅を縮めている。ギリシャ総選挙を受けて円高に振れていた為替市場についても、朝方からは円高の流れが一服している。後場は日銀のETF買い入れが意識されやすいところである。

ギリシャの影響については今晩の欧米市場の動向を見極める必要があり、全体としては方向感は掴みづらいところではある。ただし、サイバー攻撃の影響により、四半期報告書の提出を延期申請したと発表したソニー<6758>は、売り先行後はプラスに転じている。劣後債の増額を発表したソフトバンク<9984>についても下げ幅を縮めてきている。その他、決算などを評価した個別物色は活発なほか、テーマ株の循環物色も継続している。反落ながらも、ムードは悪くない。

■ドル・円は117円60銭付近、ギリシャ情勢への警戒感が重しにも

ドル・円は117円60銭付近で推移。ドル・円は、ギリシャ議会選挙で緊縮財政に反対する急進左派連合が圧勝したことに対する警戒感から軟調に推移したものの、下げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.1201ドルから1.1099ドルまで軟調推移。ギリシャ議会選挙で緊縮財政に反対する急進左派連合が圧勝したことで下落。ユーロ・円は、131円82銭から130円18銭まで軟調推移。

12時12分時点のドル・円は117円60銭、ユーロ・円は131円26銭、ポンド・円は176円36銭、豪ドル・円は92円67銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は下げ渋る、ギリシャ総選挙は織り込み済みも欧米市場を見極め
・マザーズ指数の上げ幅拡大など中小型株に出遅れ修正的な物色が向かう
・日銀のETF買い入れ期待が下支え、後場も中小型株への見直しが継続へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:00 国際協力銀行の渡辺総裁が講演「2015年経済見通し」
14:00 通常国会召集、麻生太郎財務相が財政演説(衆院本会議)



<KO>

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