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欧米為替見通し:バルファキス・ギリシャ財務相の発言に要警戒

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本日3日の欧米市場のドル・円は、バルファキス・ギリシャ財務相の発言、及び、ブラード米セントルイス連銀総裁(タカ派)とコチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁(ハト派)の講演に注目する展開となる。

昨日、バルファキス・ギリシャ財務相は、国際支援団へのヘアカット(債務減免)の要請を撤回し、既存の債務をギリシャの成長に連動する新発債と交換する提案を示した。

ギリシャ反緊縮政権は、対GDP比175%超の債務に関して、「extend and pretend」方式(借金を返済できるふりをして、融資の期限を先延ばしすること)を目論んでおり、支援プログラムの期限である2月28日まで、いろいろな駆け引きを想定すべきなのかもしれない。

バルファキス・ギリシャ財務相は、1日にサパン仏財務相、2日はオズボーン英財務相、本日はパドアン伊経済財務相と会談し、明日はショイブレ独財務相と会談する。

バルファキス財務相は、ショイブレ独財務相に対して、1953年の「ロンドン債務協定」を話題にするのではないかと噂されている。1953年、西ドイツ政府は西側諸国との間に戦前の支払いを約束するとともに、ドイツ統一まで支払いを猶予する債務協定を締結し、債務返済は、1921年から89年後の2010年までかかった。

ギリシャに適用された場合、今世紀末まで債務返済期限が延ばされることになる。

【今日の欧米市場の予定】

18:30 英・1月建設業PMI(予想:57.0、12月:57.6)
19:00 ユーロ圏・12月生産者物価指数(前年比予想:-2.5%、11月:-1.6%)
23:50 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米国及び国際経済と金融政策)
24:00 米・12月製造業受注指数(前月比予想:-2.4%、11月:-0.7%)
02:45 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演(金融政策関連)



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