後場に注目すべき3つのポイント〜大塚HD、住友不動産などが後場決算を発表予定
[15/02/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・決算材料視も株価位置や需給面なども考慮する必要
・ドル・円は118円94銭付近、ギリシャ債務協議への警戒感で上げ渋る
・大塚HD<4578>、住友不動産<8830>などが後場決算を発表予定
■決算材料視も株価位置や需給面なども考慮する必要
日経平均は反落。55.77円安の17923.95円(出来高概算12億9000万株)で前場の取引を終えている。12日の米国市場では、ユーロ圏財務相会合延長とウクライナ停戦合意が好感され、NYダウは100ドル超の上昇となった。一方で米小売売上高が予想を下回ったことから、米利上げ観測が後退。これにより円相場は1ドル118円後半と、前日からはやや円高に振れているなか、前日の300円超の上昇に対する反動もあり、利益確定の売りが優勢に。
ただし、2月SQ値が17886.04円となり、このSQ値が支持線として下げ渋りをみせている。また、TOPIXは僅かながらプラス圏で推移していることから、下値の堅さが意識されている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり836、値下がり888、変わらず137と拮抗。セクターでは、その他金融、不動産、鉱業、ゴム製品、建設、石油石炭、鉄鋼が上昇。半面、電力ガス、ガラス土石、空運、海運、その他製品、倉庫運輸、精密機器、繊維などが冴えない。
日経平均は反落ながらも、寄り付きを安値に下げ渋りをみせている。2月SQ値17886.04円が支持線として意識されており、内需系を中心とした物色が続いており、下を売り込む流れにはならない。一方、ミクシィ<2121>が換金売りとみられる流れから冴えない展開であり、物色対象が新興市場から東証1部銘柄にシフトしてくるかが注目される。
また、決算発表が終盤を迎えているが、上方修正を発表したBEENOS<3328>が昨年来高値を更新したほか、JDI<6740>、楽天<4755>なども堅調である。ただし、JDIはアク抜けによる需給面での影響も大きいとみられ、ミクシィ<2121>と明暗を分けている。株価位置や需給面なども考慮する必要がありそうだ。
■ドル・円は118円94銭付近、ギリシャ債務協議への警戒感で上げ渋る
ドル・円は118円94銭付近で推移。ドル・円は、ギリシャ債務協議への警戒感から上げ渋る展開となった。ユーロ・ドルは、1.1397ドルから1.1405ドルで推移。ギリシャ債務協議への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、135円59銭から135円68銭で推移。
12時17分時点のドル・円は118円94銭、ユーロ・円は135円59銭、ポンド・円は183円03銭、豪ドル・円は92円12銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日銀の追加緩和期待や米早期利上げ観測の後退で円安一服、日経平均は利食い優勢に
・水素関連の一角に物色も、決算関連による個別物色が引き続き主体に
・大塚HD<4578>、住友不動産<8830>などが後場決算を発表予定
■後場の決算発表予定
■13時
クレアホールディングス<1757>
SBSホールディングス<2384>
森下仁丹<4524>
大塚ホールディングス<4578>
イサム塗料<4624>
旭コンクリート工業<5268>
ヨコオ<6800>
ムロコーポレーション<7264>
平賀<7863>
川辺<8123>
ベリテ<9904>
■14時
サンコーテクノ<3435>
ラサ工業<4022>
藤倉化成<4620>
DIC<4631>
バンドー化学<5195>
日本ヒューム<5262>
タクマ<6013>
小田原エンジニアリング<6149>
宮越ホールディングス<6620>
日本抵抗器製作所<6977>
シークス<7613>
コクヨ<7984>
東京ソワール<8040>
東邦銀行<8346>
住友不動産<8830>
東映<9605>
※上記スケジュールは予定になっておりますので発表日時が変更になる場合がございます。
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:45 5年国債入札の結果発表
<海外>
15:30 仏・10-12月期国内総生産速報値(前年比予想:+0.3%、7-9月期:+0.4%)
16:00 独・10-12月期国内総生産速報値(前年比予想:+1.0%、7-9月期:+1.2%)
<KO>