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ユーロ週間見通し:財務相会合でのギリシャ債務交渉に要注目

注目トピックス 市況・概況

■強含み、ウクライナ停戦合意と緊急流動性支援(ELA)増額で

先週のユーロ・ドルは強含み。独仏露宇4カ国首脳会談でウクライナ紛争の停戦が合意されたこと、欧州中央銀行(ECB)の緊急流動性支援(ELA)が600億ユーロに増額されたことが好感されたようだ。

■対円レートはやや強含み、ウクライナ停戦合意を好感した円売り・ユーロ買いも

先週のユーロ・円はやや強含み。ウクライナ紛争の停戦合意や緊急流動性支援(ELA)の増額を受けて強含みに推移したものの、ギリシャ債務問題への警戒感が残されていることで対円レートの上げ幅はやや縮小した。取引レンジはユーロ・ドル1.1270ドル-1.1443ドル、ユーロ・円133円68銭-136円70銭。

■もみあいか、ユーロ圏財務相会合でのギリシャ債務交渉に要注目

今週のユーロ・ドルはもみあいか。ユーロ圏財務相会合でギリシャに対する6カ月程度の「つなぎ融資」が合意された場合はユーロ買いが優勢となりそうだ。ただし、ウクライナ停戦合意後もウクライナ紛争が継続した場合、リスク回避的なユーロ売りが強まるおそれがある。

■対円レートは上げ渋る展開か、日銀の金融政策などを注視へ

今週のユーロ・円は上げ渋る展開が予想される。日本銀行の金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まった場合、追加緩和への期待はやや後退するとの見方が多い。また、ギリシャ債務協議が難航した場合、金融危機再燃への警戒感が高まり、リスク回避的なユーロ売り・円買いが増えることが予想される。

主な発表予定は、16日(月):(ユーロ圏)12月貿易収支、17日(火):(ユーロ圏)2月ZEW調査期待指数、19日(木):(ユーロ圏)12月経常収支、20日(金):(ユーロ圏)2月製造業PMI、(ユーロ圏)2月サービス業PMI。

予想レンジ:ユーロ・円133円00銭-138円00銭/ユーロ・ドル1.1200ドル-1.1600ドル



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