《一読必須》今日の日経平均はこうなる〜フィスコ・アナリスト別予想!
[15/02/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【小幅高となる】17900-18100円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
ユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援を再協議したが、合意する可能性について「懐疑的」と伝えられている。また、ウクライナ停戦後も続く戦闘も嫌気されやすく、為替市場では円が買われやすい地合いであろう。輸出関連が手掛けづらくなる中、このところ相場をけん引している金融株の動向が注目されそうだ。もっとも日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの流れから大きな動きは期待しづらく、ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジが継続。17900-18100円のレンジを想定する。
【小幅安となる】小動きの一日、銀行株の買いが続くか注目=フィスコ田代 昌之
225ナイト・セッションの終値は日中比30円安の17960円。為替市場では、ドル・円は118円40銭台、ユーロ・円は134円30銭台(8時00分時点)。ユーロ圏財務相会合での「ギリシャ救済協議決裂」はある程度想定されていたものの、間違いなく買い材料とはならない。日経平均が上下に振れるとすれば、12時45分の20年国債入札の結果発表のタイミングか。昨日も債券先物3月限が下に振れて利回りが上昇するなど債券先物市場は引続き不安定だ。ただ、国債入札の不調を市場は織込んでいるのか、2月初旬以降は、株先への影響は限定的となっている。本日は18000円手前でのもみ合いを想定する。
個別株では昨日見られたメガバンクなど銀行株への買いが続くか注目。米著名アクティビストが株を保有したことでファナック<6954>が上場来高値を更新しているが、同社の上昇が無ければ、TOPIX型優勢の地合いは鮮明となっていただろう。今年の日経平均のターゲットを20000円と設定すると上昇余地は僅か10%。力技で指数を上げる労力(コスト、リスク)を考慮すれば、出遅れのメガバンクや不動産を狙ったほうが合理的と言えよう。昨日の銀行株買いは海外投資家も参戦しているとの観測だが、この流れが続くようであれば日経平均を始め指数の上値は重くなる可能性も。
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