NY株式:ダウは28ドル高、低調な経済指標が上値を抑制
[15/02/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は28.23ドル高の18047.58、ナスダックは5.43ポイント高の4899.27で取引を終了した。16日のユーロ圏財務相会合が決裂したことを受けて売りが先行したものの、ギリシャ政府が融資合意の6ヶ月延長を18日に申請する可能性が報じられると上昇に転じた。ただし、2月NY連銀製造業景況指数や2月NAHB住宅市場指数が市場予想を下回ったことから上値も限られた。S&P500指数は2100台に乗せ高値更新。セクター別では、商業・専門サービスや半導体・半導体製造装置が上昇する一方、自動車・自動車部品や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
ホテル経営のスターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイド(HOT)はCEOの辞任が報じられ上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はAppleWatchの初回生産を500万個以上と計画していることが報じられ、強気の需要予測が好感され上昇。ITサービスのIBM(IBM)は、新規ソフトウェア開発に10億ドルを投資する計画が報じられ、堅調推移となった。一方で、アパレルのギャップ(GPS)やアバクロビー&フィッチ(ANF)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受けて下落した。
西海岸の港湾労使交渉が長期化している。貨物の動きはほぼ止まっており、部品不足や生産減速によって、日本の一部自動車メーカーを中心に影響が出始めている。
(Horiko Capital Management LLC)
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