前場に注目すべき3つのポイント〜ウエアラブル関連の動向に注目へ
[15/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ハイテクセクターやウエアラブル関連に注目
■外資系証券の注文動向:差し引き600万株の買い越し
■前場の注目材料:米アップルが3月9日にイベント開催、ウエアラブル関連に関心が高まるか
■ハイテクセクターやウエアラブル関連に注目
27日の東京市場は引き続き過熱感を警戒しつつも、先高期待の強い相場展開になりそうだ。26日の米国市場はまちまちだった。NY原油先物相場の急落が嫌気される一方で、シンガポールの半導体メーカー、アバゴ・テクノロジーズは米通信機器メーカーのエミュレックスを約6億600万ドル(約720億円)で買収することで合意したと発表。また、米アップルの堅調な展開なども材料視され、まちまちの展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の18870円。円相場は1ドル119円40銭辺りと前日からは円安に振れて推移している。
資源関連は原油相場の急落が嫌気される格好になろうが、アバゴ・テクノロジーズのエミュレックス買収による再編思惑のほか、アップルの上昇などを受けてハイテク関連への物色は意識されよう。円相場が1ドル119円台半ばで推移していることも、買い安心感につながる。日経平均は連日の昨年来高値更新で過熱警戒感も高まっているが、好需給環境のなかでの押し目買い意欲は強く、日経平均は昨年来高値圏での推移が続きそうである。
なお、アップルは3月9日午前10時(日本時間10日午前2時)から、サンフランシスコでイベントが開催される。腕時計型端末「アップルウオッチ」が披露されるとみられており、アップル・サプライヤーのほかウエアラブル関連への波及なども意識されやすいだろう。そのほか、東エレク<8035>は経営統合期日の3度目の延期を発表した。足元では日経平均構成銘柄の入替え対象として、ヤマハ発<7272>が予想されていた。
■外資系証券の注文動向:差し引き600万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1410万株、買い2010万株、差し引き600万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
2月20日(金):340万株の買い越し
2月23日(月):220万株の買い越し
2月24日(火):440万株の買い越し
2月25日(水):550万株の買い越し
2月26日(木):80万株の買い越し
■前場の注目材料
・米アップルが3月9日にイベント開催、ウエアラブル関連に関心が高まるか
・ヤマハ発<7272>、19年めどに欧州で四輪車事業開始
・京大、iPS細胞から軟骨作製に成功
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:30 失業率(1月)
08:30 有効求人倍率(1月)
08:30 消費者物価コア指数(1月)
08:30 家計調査(1月)
08:50 鉱工業生産指数(1月)
11:00 決済動向(1月、日本銀行)
<KO>