日経平均後場寄り付き&為替概況:日経平均は29円高、年金買い思惑が高まりやすいところ
[15/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は29円高、年金買い思惑が高まりやすいところ】
12時57分現在の日経平均株価は、18815.63円(前日比+29.84円)で推移。日経平均は前引け値から若干上げ幅を広げ、18800円を回復して始まっている。ランチタイムの225先物は18790-18810円辺りでのこう着が続いていた。昼のバスケットは売り買いトントンとの観測。円相場は1ドル119円30銭辺りと、朝方からは若干円高に振れて推移している。このところは年金資金と見られる買いによって後場に強い動きをみせる傾向があるため、思惑が高まりやすい面はある。
セクターでは、その他金融、サービス、その他製品、食料品が上昇。半面、原油安を受けて鉱業が下落しているほか、不動産、鉄鋼、海運などが冴えない。売買代金上位では、三井住友<8316>、ソニー<6758>、村田製<6981>、ファーストリテ<9983>が引き続き堅調。一方で、三菱UFJ<8306>、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>が重石に。
【黒田日銀総裁「2%物価目標の早期実現に必要なら躊躇なく調整行う」】
ドル・円は119円27銭付近で推移。ドル・円は、月末要因で上げ渋る展開となっているものの、米国10年債利回りが上昇していることで底堅い展開。黒田日銀総裁発言が伝わっているが、こちらへの反応は限定的になっている。ユーロ・ドルは、1.1194ドルから1.1214ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、133円53銭から133円76銭で推移。
【要人発言】
■黒田日銀総裁
・景気は緩やかな回復基調を続けている
・先行きも潜在成長率を上回る成長が続くとみている
・2%物価目標の早期実現に必要なら躊躇なく調整行う
・10月緩和でデフレ心理の転換遅れるリスクはひとまず予防
・15年度を中心とする期間に消費者物価指数は2%に達する
12時57分時点のドル・円は119円27銭、ユーロ・円は133円73銭、ポンド・円は184円09銭、豪ドル・円は92円97銭で推移。上海総合指数は、3317.49(前日比+0.58%)で前引け。
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