NY株式:ダウは27ドル安、企業業績や利上げ警戒感が根強い
[15/03/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
11日の米国株式相場は下落。ダウ平均は27.55ドル安の17635.39、ナスダックは9.85ポイント安の4849.94で取引を終了した。10日の大幅下落を受けて買い戻しが先行したものの、企業業績や利上げへの警戒感も根強く上値も限られた。中国の2月固定資産投資や鉱工業生産が鈍化したほか、原油相場の下落が嫌気され、引けにかけて小幅下落に転じた。セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方、テクノロジー・ハード・機器や食品・飲料・タバコが下落した。
検索大手のグーグル(GOOG)は、最高財務責任者(CFO)の退任が報じられ下落した。携帯端末のアップル(AAPL)は、腕時計型端末「アップルウォッチ」の売れ行きへの警戒感や、iTunesストアのシステム障害が嫌気され、軟調推移となった。一方で、大手行のJPモルガン・チェース(JPM)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)は連銀のストレステストに合格するとの見通しから上昇した。フラッシュメモリのサンディスク(SNDK)は、ゴールドマン・サックスが買い推奨リストに加えたことで堅調推移。
(Horiko Capital Management LLC)
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