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前場に注目すべき3つのポイント〜コラボス、エムケイシステムが新規上場

注目トピックス 市況・概況

17日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:FOMC見極めも先高期待は相当強い
■外資系証券の注文動向:差し引き570万株の売り越し
■前場の注目材料:コラボス<3908>が東証マザーズに新規上場(公開価格:3620円)

■FOMC見極めも先高期待は相当強い

☆日経225想定レンジ:上限19450円-下限19250円

17日の東京市場は反発が見込まれる。16日の米国市場はNYダウが200ドルを超す上昇となっている。2月の鉱工業生産、設備稼働率、3月のNY連銀製造業景気指数など、いずれも予想を下回る状況だったが、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策によるユーロ圏景気回復への期待などを背景とした欧州株高が材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の19330円となり、これにさや寄せする格好から買いが先行しよう。

本日は日銀の金融政策決定会合の結果が発表されるが、大規模な金融緩和策を維持が見込まれている。サプライズは無いと考えられるが、通過材料として金融株への見直しなどが意識されそうだ。もっとも、17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするムードも根強く、やや様子見色の強い相場展開にも。

物色の流れは期末要因から、配当志向の流れに向かいやすいだろう。また、米国では医薬品・バイオ株の上昇が目立っている。エーザイ<4523>は急ピッチの上昇に対する利益確定の流れが強まっていたこともあり、仕切り直しの動きが意識されやすいだろう。

そのほか、16日の大阪225先物(6月限)の通常取引の終値は19250円と、日経平均(19246.06円)を若干上回って終えていた。3月期末配当落ち分が約105円とみられており、通常であれば配当分がディスカウントされる格好となる。しかし、これを上回っている状況は相当先高期待が強いという表れに映るだろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き570万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1580万株、買い1010万株、差し引き570万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

3月10日(火):230万株の売り越し
3月11日(水):60万株の買い越し
3月12日(木):90万株の売り越し
3月13日(金):620万株の買い越し
3月16日(月):230万株の買い越し

■前場の注目材料

・日立<6501>や三菱重工<7011>、ROE目標導入
・コラボス<3908>が東証マザーズに新規上場(公開価格:3620円)
・エムケイシステム<3910>が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:3500円)

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定
09:00 日本銀行金融政策決定会合(2日目)

<海外>

09:30 豪準備銀行3月理事会議事録



<KO>

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