NY株式:ダウは117ドル安、FOMC発表を受けた買いが一巡
[15/03/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
19日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は117.16ドル安の17959.03、ナスダックは9.55ポイント高の4992.38で取引を終了した。18日のFOMC発表をきっかけとした大幅上昇を受けて、利益確定の売りが先行。週間新規失業保険申請件数がほぼ前週並みの水準となったほか、1月景気先行指数も市場予想と一致するに留まり、小動きに終始する展開となった。為替相場で再びドル高が進行したことも嫌気された。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや消費者・サービスが上昇する一方、素材やエネルギーが下落した。
原油価格の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が下落した。携帯端末のアップル(AAPL)は19日、ダウ構成銘柄に組み入れられたものの、軟調推移となった。一方で、カジノホテル運営のウィン・リゾート(WYNN)は一部アナリストの買い推奨を受け上昇。スポーツ用品のナイキ(NKE)は、19日取引終了後に発表される決算への期待から買われた。検索サイトのヤフー(YHOO)は、北京事務所を閉鎖し、中国市場から撤退すると報じられ、堅調推移となった。
検索大手のグーグル(GOOG)と半導体のインテル(INTC)がスイスの高級時計メーカーのタグ・ホイヤーとスマートウオッチの開発に乗り出す。グーグルとインテルはスマートウオッチを通じて高級ファッション市場への進出を拡大する。
(Horiko Capital Management LLC)
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