NY原油:反発で45.72ドル、ドル安による割安感から買い優勢に
[15/03/21]
提供元:株式会社フィスコ
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NY原油は反発(NYMEX原油4月限終値:45.72 ↑1.76)。44.41ドルから46.53ドルまで上昇した。ギリシャへの融資実行の前提となる改革案をめぐる調整について、楽観的な見通しが浮上し、ユーロが反発。また、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「輸出への影響を鑑みて、ドルの上昇を懸念」と述べ、ドル売りが全般的に強まったことから、割安感による原油の買いが優勢になった。
終盤に米油田サービス大手ベーカー・ヒューズ社が、米国内の石油掘削装置(リグ)の稼働数を発表、稼動中は前週比41基減の825基となった。減少ペースがさらに鈍化したことで、供給増につながるとの思惑による売りが出たとみられ、伸び悩みにつながった。
なお、4月限は20日が取引最終。23日から取引の中心となる5月限の20日値動きは、高値が47.43ドル、安値が45.69ドル、引けは46.57ドルであった(前日比1.04ドル高)。
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