欧米為替見通し:ハト派のエバンズ米シカゴ地区連銀総裁の発言に注目へ
[15/03/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日25日の欧米市場のドル・円は、米国の2月の耐久財受注やハト派のエバンズ米シカゴ地区連銀総裁の発言、ギリシャ債務問題などに注目する展開となる。
ドル・円のテクニカル分析では、ダブルトップ(121円86銭・122円04銭)を受けて下落の可能性が高まりつつあり、需給分析では、本邦機関投資家による3月期末決算に向けたリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)取引で弱含みに推移する可能性が高まりつつある。
エバンズ米シカゴ地区連銀総裁は、米国連邦準備理事会(FRB)は、2016年まで利上げを待つべきである、時期尚早な利上げは米景気に打撃を及ぼす確率を高めるため、米国連邦準備理事会(FRB)にとり最大のリスクである、と主張している。
5人のFRB理事と12人の地区連銀総裁の内、2015年内の利上げを予想していないのは2人だけだが、エバンズ米シカゴ地区連銀総裁はその一人である。
ギリシャ政府は、30日までに包括的な経済改造計画リストを提出することが予想されており、提出され次第に、緊急のユーロ圏財務相会合が開催されて検証される。
承認された場合は、ギリシャのデフォルト(債務不履行)は回避されるが、承認されなかった場合、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥り、ユーロ圏から離脱する可能性が高まることになる。
【今日の欧米市場の予定】
18:00 独・3月IFO企業景況感指数(予想:107.3、2月:106.8)
20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-3.9%)
21:30 米・2月耐久財受注(前月比予想:+0.2%、1月:+2.8%)
エバンズ米シカゴ地区連銀総裁講演
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