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後場に注目すべき3つのポイント〜メガバンクが全体相場を牽引

注目トピックス 市況・概況

22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・2万円の節目が支持線に変わる可能性
・ドル・円は119円67銭付近、東京株式市場の強含みで下げ渋る展開
・三井住友FG<8316>が4%超の上昇、メガバンクが全体相場を牽引

■2万円の節目が支持線に変わる可能性

日経平均は大幅に続伸。214.28円高の20123.37円(出来高概算15億6000万株)で前場の取引を終えた。日経平均は続伸して始まり、寄り付き直後には2万円の大台を再び回復すると、幻のSQ値となっていた4月SQ値20008.47円をクリアし、15年ぶりの高値水準を更新した。その後も断続的な買いが継続しており、20144.66円まで上げ幅を拡大させている。

セクターでは証券、銀行、その他金融、保険、不動産など金融関連セクターを中心に強い値動きとなった。一方で原油先物相場の下落から、鉱業など資源関連の一角は利食い優勢。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、全体の6割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>。京セラ<6971>、KDDI<9433>などがけん引。

日経平均は2万円の抵抗を突破した。ほぼ、ギャップアップの形で抵抗をクリアする格好となり、2万円の節目が支持線に変わる可能性がありそうだ。ただ、物色セクターを見る限りでは、証券は日経平均の2万円回復による業績への追い風が材料視された格好だが、銀行などは日銀の追加緩和に対する期待感が表れているように映る。金融セクターは相対的な出遅れ感が意識されているものの、日銀への過度な期待感は次第に後退する可能性はありそうだ。

また、本日は日本電産<6594>の決算が予定されている。売り買いが交錯しているようだが、上方修正幅や16年3月期に対する見通しに対する市場の反応を見極めたいところであろう。利食いに向かわせてくるようだと、今後本格化する決算に対して、いったんは利食いが強まる可能性も意識しておく必要がありそうだ。

■ドル・円は119円67銭付近、東京株式市場の強含みで下げ渋る展開

ドル・円は119円67銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで下げ渋る展開だが、日本の3月の貿易収支が予想を上回る貿易黒字を記録したこと、ギリシャ債務問題への警戒感から上値は限定的。ユーロ・ドルは、1.0717ドルから1.0740ドルで推移。ギリシャの債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、128円32銭から128円52銭で推移。

12時16分時点のドル・円は119円67銭、ユーロ・円は128円35銭、ポンド・円は178円67銭、豪ドル・円は92円88銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日銀による追加緩和期待などで日経平均は20100円台を回復
・三井住友FG<8316>が4%超の上昇、メガバンクが全体相場を牽引
・AMI<3773>など中小型株の一角にも短期資金による物色が強まる

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 3月訪日外国人客数



<KO>

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