NY株式:ダウは88ドル高、企業決算や中国カード決済市場の規制緩和を好感
[15/04/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は88.68ドル高の18038.27、ナスダックは21.07ポイント高の5035.17で取引を終了した。朝方は強弱まちまちの決算内容を受けて揉み合う展開となったものの、中国政府が国内のカード決済業務への外国企業の参入を認める方針を示唆したことが好感され上昇に転じた。3月中古住宅販売件数が市場予想を上ぶれたことも上げ幅を拡大する要因となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや家庭用品・パーソナル用品が下落した。
カード決済ネットワークのビザ(V)とマスターカード(MA)は、中国でのカード決済業務への参入期待から上昇。ファストフードのマクドナルド(MCD)は、決算内容は低調であったものの、5月に発表する再建策への期待から堅調推移。清涼飲料のコカ・コーラ(KO)及びファストフードのヤム・ブランズ(YUM)は、好決算を発表して上昇。検索大手のグーグル(GOOGL)は、米国内での携帯通信サービスを発表し小幅上昇。一方で、航空機メーカーのボーイング(BA)は、決算で売上高が市場予想を下振れたことから売られた。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、決算で売上成長率の鈍化が嫌気されて軟調推移となった。
ソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表、一株利益は予想を上回ったものの、売上高はやや下振れた。時間外取引で小幅下落して推移している。
(Horiko Capital Management LLC)
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