今日の為替市場ポイント:米国株高などを意識してドルは底堅い動きを続ける見込み
[15/04/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日のドル・円相場は、東京市場では119円45銭から119円78銭で推移。欧米市場でドルは一時119円96銭まで上昇し、119円91銭で取引を終えた。
本日23日のドル・円は120円前後で推移か。米国株高や日銀による追加緩和観測を意識してドルは底堅い動きを続ける見込み。
22日の欧米市場では、米国株高や米住宅指標の改善を好感してドルはやや強い動きを見せた。米国不動産業者協会(NAR)が発表した3月の中古住宅販売件数は、年率換算で519万戸、前月比+6.1%となり、市場予想を上回った。米住宅市況の悪化に対する警戒感は低下し、米長期金利は上昇した。
市場参加者の間からは、住宅市況の改善は実体経済が良い状態に向かっていることを示唆する証拠となるとの声が聞かれている。ただし、個人消費や製造業関連の指標の一部は弱含みとなっており、次回4月28-29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で6月利上げを示唆する声明が発表される可能性は低いとみられる。
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