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後場に注目すべき3つのポイント〜中小型株に短期資金が向かう

注目トピックス 市況・概況

24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・利食い優勢も地合いの悪さは感じられない
・ドル・円は119円55銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開
・マザーズ指数が1%超の上昇、資金は中小型株にシフト

■利食い優勢も地合いの悪さは感じられない

日経平均は反落。161.31円安の20026.34円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えている。23日の米国市場は上昇となったが、円相場がやや円高に振れているほか、シカゴ日経225先物清算値が大阪比5円安の20165円だったこともあり、利食い優勢の展開に。ただし、業績修正や決算、個別材料等を手掛かりとした物色は活発であり、市場の地合いの悪さは感じられない。

セクターでは原油相場の上昇を背景に鉱業、石油石炭がしっかり。相場上昇に伴う業績期待から証券も堅調。一方で空運、その他金融、不動産、海運、サービスなどが一服となっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が若干上回っているが、ほぼ拮抗である。マザーズ指数、ジャスダック平均はプラスだった。

日経平均は2万円処での底固めの動きをみせている。KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、セコム<9735>、京セラ<6971>、花王<4452>、TDK<6762>、ファナック<6954>などが冴えない展開であり、上値の重石になっている。ソニー<6758>、ソフトバンク<9984>はしっかりだが、週末要因もあって日経平均の切り返しは期待しづらい。また、来週から決算発表が本格化することもあり、いったんはポジションを圧縮する流れも意識されているだろう。

日経平均は2万円での攻防からこう着感の強い展開が続きそうであり、物色の流れとしては材料系の中小型株辺りに短期資金が向かいやすいだろう。

■ドル・円は119円55銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開

ドル・円は119円55銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していること、米国10年債利回りの低下を受けて上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.0807ドルから1.0828ドルで推移。ギリシャの債務協議が合意間近との観測から下げ渋る展開。ユーロ・円は、129円18銭から129円38銭で推移。

12時20分時点のドル・円は119円55銭、ユーロ・円は128円98銭、ポンド・円は179円71銭、豪ドル・円は92円88銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は軟調推移、週末要因によるポジション調整的な動きが先行
・マザーズ指数が1%超の上昇、資金は中小型株にシフト
・2万円のサポートを見極め、引き続き出遅れ感のある中小型株に関心

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:30 2月全産業活動指数



<KO>

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