24日の米国市場ダイジェスト:ダウは21ドル高、ナスダック総合指数が連日の最高値更新
[15/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは21ドル高、ナスダック総合指数が連日の最高値更新
NYダウ ナスダック
終値 :18080.14 終値 :5092.08
前日比:+21.45 前日比:+36.02
始値 :18056.42 始値 :5096.34
高値 :18108.87 高値 :5100.37
安値 :18009.08 安値 :5081.21
24日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は21.45ドル高の18080.14、ナスダックは36.02ポイント高の5092.08で取引を終了した。朝方発表された3月耐久財受注は市場予想を大きく上回ったものの、設備投資の先行指標となる非国防資本財受注が前月から減少したことが一時的に上値を抑える要因となった。その後は前日の取引終了後にハイテク大手が相次ぎ発表した堅調な1〜3月期決算内容が好感され、緩やかに上昇する展開となった。ナスダック総合指数は23日に続いて終値ベースで最高値を更新し、ザラ場の過去最高値5132.52も目前に迫っている。
ネット小売のアマゾン(AMZN)は売上高を大きく伸ばしたことが好感され急騰。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は増収増益の決算内容が好感され上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は、新製品「アップルウォッチ」の発売を開始し買われた。原油相場の下落を受け、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。医薬品のバイオジェン・アイデック(BIIB)は、軟調な決算が嫌気され、大幅下落となった。
今週は企業決算に加えて米連邦公開市場委員会(FOMC)(28-29日)や日米首脳会談(28日)、日銀金融政策決定会合(30日)など重要イベントが多く予定されており、株式相場、為替相場共に値動きの荒い展開が予想される。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は118円92銭、米1-3月期GDPの成長ペース鈍化懸念が強まる
24日のニューヨーク外為市場で、ドル・円は119円54銭から118円82銭まで下落し、118円92銭で引けた。米国の3月耐久財受注を受けて1-3月期国内総生産(GDP)の成長ペース鈍化懸念が強まり、債券利回り低下に伴うドル売りが加速した。
ユーロ・ドルは、1.0805ドルまで下落後、1.0879ドルまで反発して1.0873ドルで引けた。ユーロ圏財務相会合でギリシャと債権者の協議で合意が見られずユーロ売りが優勢となったと同時に、米国の債券利回りの低下に伴うドル売りも強まった。ユーロ・円はギリシャ懸念がくすぶり129円73銭から128円85銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.5112ドルから1.5188ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9566フランから0.9518フランまで下落した。
■NY原油:反落で57.15ドル、利益確定や根強い米在庫積み上がり警戒から売り優勢
NY原油は反落(NYMEX原油6月限終値:57.15 ↓0.59)。57.72ドルから56.50ドルまで下落した。中東からの原油供給に対する先行き懸念から前日一時58ドル台まで上昇した後で、米国内での在庫積み上がり継続への警戒感も根強いといわれる状況に、利益確定・持ち高調整的な売りが優勢になったもよう。
終盤に米ベーカー・ヒューズ社が、米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数を発表し、稼動中リグは前週比31基減の703基であった。減少ペースが前回(26基)からやや拡大したことから、生産量低下観測の再燃による買い戻しがみられ、下げ渋りとなった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.64ドル -0.05ドル(-0.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.36ドル -0.02ドル(-0.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)197.99ドル -1.32ドル(-0.66%)
インテル(INTC) 32.08ドル -0.27ドル(-0.83%)
アップル(AAPL) 130.28ドル +0.61ドル(+0.47%)
グーグル(GOOG) 565.06ドル +18.06ドル(+3.30%)
フェイスブック(FB) 81.53ドル -0.88ドル(-1.07%)
キャタピラー(CAT) 84.60ドル -0.19ドル(-0.22%)
アルコア(AA) 13.22ドル +0.03ドル(+0.23%)
ウォルマート(WMT) 79.84ドル +0.66ドル(+0.83%)
スプリント(S) 5.27ドル +0.03ドル(+0.57%)
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