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今日の為替市場ポイント：日銀金融政策は現状維持の公算
[15/04/30]
提供元：株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日のドル・円相場は、東京市場では118円76銭から118円98銭までやや堅調推移。欧米市場でドルは119円36銭まで買われた後に118円61銭まで反落したが、119円02銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は119円前後で推移か。日本銀行の金融政策は今回も現状維持の公算だが、日銀黒田総裁の会見内容を点検する必要があることから、ドルは118円台後半で下げ渋る可能性ある。
29日に公表された米連邦公開市場委員会（FOMC）の声明内容は、雇用改善と物価目標達成に合理的確信を持つことができれば利上げを行うとの見解が表明されており、声明内容はほとんど同じだった。市場関係者の間では、6月利上げの可能性は排除されていないとの思惑が浮上し、ドルを買い戻す動きがみられた。
しかしながら、利上げ開始時期についての具体的な言及がなかった理由について、一部の市場関係者は、米連邦準備制度理事会（FRB）は金利引き上げが米国経済に与える影響を懸念していると見ているようだ。
また、FOMCの声明では「インフレは中期的に2％目標に向けて上昇を予想する」と指摘されているが、賃金上昇は穏やかであり、需要の大幅な増大は予測されていないことから、インフレ率は1％台前半で当面推移するとの見方が多い。
＜FA＞
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