12日の米国市場ダイジェスト:ダウは36ドル安、世界的な国債利回りの上昇を嫌気
[15/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは36ドル安、世界的な国債利回りの上昇を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :18068.23 終値 :4976.19
前日比:-36.94 前日比:-17.38
始値 :18096.16 始値 :4966.44
高値 :18119.18 高値 :4995.50
安値 :17924.80 安値 :4931.60
12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は36.94ドル安の18068.23、ナスダックは17.38ポイント安の4976.19で取引を終了した。世界的な国債利回りの上昇や、欧州株の下落を受けて売りが先行。その後、通信関連の買収報道を受け、下げ幅を縮小する展開となった。NY原油先物相場や金相場が上昇したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、エネルギーや資本財が上昇する一方で素材や運輸が下落した。
ウェブサービスのAOL(AOL)は、通信会社のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)による44億ドルの買収合意を受け急騰。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、フランスの重電大手アルストムのエネルギー事業買収で欧州連合(EU)当局が審査を再開したことを受け上昇。一方で、アパレルのギャップ(GPS)は4月既存店売上高の落ち込みを受け下落。クラウド関連のラックスペース・ホスティング(RAX)も冴えない決算を発表して急落となった。
本日、環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結の前提とされる貿易促進権限(TPA)が上院で否決されたことで、TPP交渉の早期妥結はより困難となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は119円87銭、米3月JOLT求人件数が予想下振れ
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円15銭から119円78銭まで下落し、119円87銭で引けた。米国の3月JOLT求人件数が予想を下振れたため、雇用や経済への懸念が再燃しドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1267ドルから1.1206ドルまで下落し、1.1214ドルで引けた。ギリシャが本日期限をむかえた国際通貨基金(IMF)からの融資で元本返済を履行したことを受けて、ギリシャ懸念がやや緩和し、ユーロ買いが先行。その後、米国債券利回りの上昇に伴うドル買いが再燃した。ユーロ・円は135円17銭から134円36銭まで下落。株安を嫌気したリスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは、1.5642ドルから1.5708ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9230フランから0.9299フランまで上昇した。
■NY原油:反発で60.75ドル、米国内生産の減少見通しなどで買い
NY原油は反発(NYMEX原油6月限終値:60.75↑1.50)。59.48ドルから61.15ドルまで上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した月次の原油掘削レポートで、シェールオイル生産地域の産油量が6月は減少するとの見通しを示したといわれ、買い材料になったもよう。
また、石油輸出国機構(OPEC)が12日に月報を発表。今年のOPEC産原油の需要について、従来予想から日量5万バレル上方修正したことも、買いにつながったとのこと。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.43ドル -0.060ドル(-0.36%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.72ドル -0.530ドル(-1.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)200.53ドル -1.20ドル(-0.59%)
インテル(INTC) 32.25ドル -0.440ドル(-1.35%)
アップル(AAPL) 125.87ドル -0.455ドル(-0.36%)
グーグル(GOOG) 529.04ドル -6.66ドル(-1.24%)
フェイスブック(FB) 77.46ドル -0.550ドル(-0.71%)
キャタピラー(CAT) 88.16ドル -0.610ドル(-0.69%)
アルコア(AA) 13.55ドル -0.100ドル(-0.73%)
ウォルマート(WMT) 78.96ドル +0.860ドル(+1.10%)
スプリント(S) 4.66ドル -0.040ドル(-0.85%)
<NO>
NYダウ ナスダック
終値 :18068.23 終値 :4976.19
前日比:-36.94 前日比:-17.38
始値 :18096.16 始値 :4966.44
高値 :18119.18 高値 :4995.50
安値 :17924.80 安値 :4931.60
12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は36.94ドル安の18068.23、ナスダックは17.38ポイント安の4976.19で取引を終了した。世界的な国債利回りの上昇や、欧州株の下落を受けて売りが先行。その後、通信関連の買収報道を受け、下げ幅を縮小する展開となった。NY原油先物相場や金相場が上昇したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、エネルギーや資本財が上昇する一方で素材や運輸が下落した。
ウェブサービスのAOL(AOL)は、通信会社のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)による44億ドルの買収合意を受け急騰。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、フランスの重電大手アルストムのエネルギー事業買収で欧州連合(EU)当局が審査を再開したことを受け上昇。一方で、アパレルのギャップ(GPS)は4月既存店売上高の落ち込みを受け下落。クラウド関連のラックスペース・ホスティング(RAX)も冴えない決算を発表して急落となった。
本日、環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結の前提とされる貿易促進権限(TPA)が上院で否決されたことで、TPP交渉の早期妥結はより困難となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は119円87銭、米3月JOLT求人件数が予想下振れ
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円15銭から119円78銭まで下落し、119円87銭で引けた。米国の3月JOLT求人件数が予想を下振れたため、雇用や経済への懸念が再燃しドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1267ドルから1.1206ドルまで下落し、1.1214ドルで引けた。ギリシャが本日期限をむかえた国際通貨基金(IMF)からの融資で元本返済を履行したことを受けて、ギリシャ懸念がやや緩和し、ユーロ買いが先行。その後、米国債券利回りの上昇に伴うドル買いが再燃した。ユーロ・円は135円17銭から134円36銭まで下落。株安を嫌気したリスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは、1.5642ドルから1.5708ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9230フランから0.9299フランまで上昇した。
■NY原油:反発で60.75ドル、米国内生産の減少見通しなどで買い
NY原油は反発(NYMEX原油6月限終値:60.75↑1.50)。59.48ドルから61.15ドルまで上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した月次の原油掘削レポートで、シェールオイル生産地域の産油量が6月は減少するとの見通しを示したといわれ、買い材料になったもよう。
また、石油輸出国機構(OPEC)が12日に月報を発表。今年のOPEC産原油の需要について、従来予想から日量5万バレル上方修正したことも、買いにつながったとのこと。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.43ドル -0.060ドル(-0.36%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.72ドル -0.530ドル(-1.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)200.53ドル -1.20ドル(-0.59%)
インテル(INTC) 32.25ドル -0.440ドル(-1.35%)
アップル(AAPL) 125.87ドル -0.455ドル(-0.36%)
グーグル(GOOG) 529.04ドル -6.66ドル(-1.24%)
フェイスブック(FB) 77.46ドル -0.550ドル(-0.71%)
キャタピラー(CAT) 88.16ドル -0.610ドル(-0.69%)
アルコア(AA) 13.55ドル -0.100ドル(-0.73%)
ウォルマート(WMT) 78.96ドル +0.860ドル(+1.10%)
スプリント(S) 4.66ドル -0.040ドル(-0.85%)
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