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前場に注目すべき3つのポイント〜日銀会合注目で強弱感が対立しやすい

注目トピックス 市況・概況

21日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日銀会合注目で強弱感が対立しやすい
■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し
■前場の注目材料:個人主体の需給は良好、出遅れ感のある材料銘柄の動向に注目


■日銀会合注目で強弱感が対立しやすい

21日の東京市場は強弱感が対立しやすい展開が見込まれる。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、多くの関係者が6月の利上げの可能性を低いと判断したことが明らかになった。ただし、これを評価するものの、20日の米国市場は、まちまちの展開となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の20275円だった。

シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は続伸で始まろう。ただし、その後は高値圏でのこう着が続くと考えられ、市場は日銀政策委員会・金融政策決定会合の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。日銀は景気判断の上方修正を検討するとみられており、金融緩和の継続を決める見通しであるが、追加緩和への期待感が後退する可能性がある。

一方で、1-3月GDPが予想を上回るなど、景況感の改善を素直に評価する展開をみせてくるかが注目される。20日の東京市場では不動産株の強い値動きが目立っていたが、物色が継続するかを見極めたいところであろう。日経平均の高値更新によって個人主体の需給は良好であり、出遅れ感のある材料銘柄の動向にも注目しておきたい。

■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り990万株、買い1130万株、差し引き140万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月14日(木):250万株の売り越し
5月15日(金):60万株の買い越し
5月18日(月):40万株の売り越し
5月19日(火):240万株の売り越し
5月20日(水):590万株の買い越し

■前場の注目材料

・東証1部時価総額が一時過去最高に
・マイナンバー法などの改正案、衆院内閣委員会で可決
・個人主体の需給は良好、出遅れ感のある材料銘柄の動向に注目

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・08:50 前週分対外対内証券売買

<海外>

・10:45 中国・5月HSBC製造業PMI速報値(予想:49.3、4月:48.9)



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