欧米為替見通し:米新規失業保険申請件数に注目、予想を下回った場合はドル再上昇の可能性
[15/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日28日の欧米市場のドル・円は、ギリシャの債務協議とG-7財務相・中央銀行総裁会議での協議に警戒しながら、新規失業保険申請件数に注目する展開となる。
ドル・円のテクニカル分析では、「斜行三角形」の目標値だった2007年の高値124円14銭に到達したことで、「ダブルボトム(79円75銭・75円32銭)」が完成し、長期的に2023年頃を到達目処とする目標値160円35銭が点灯した。
短期的には、目先の目標到達による反落の可能性に警戒しながら、前回の高値(125円73銭)やフィボナッチ・リトレースメント61.8%(127円87銭)などを目指す展開が予想される。
6月5日に発表される米国5月の失業率の予想は5.4%で4月と変わらず、非農業部門雇用者数の予想は前月比+21.5万人で、雇用回復の目安である+20.0万人を上回っている。
本日発表される5月23日週の新規失業保険申請件数は、27万件と予想され、5月16日週の27.4万件からの減少が見込まれている。米国5月の雇用統計の調査対象週(5月12日週)の新規失業保険申請件数(27.4万件)の修正値、そして、雇用統計との整合性が高い失業保険継続受給者数の数字に注目することになる。
5月12日週の新規失業保険申請件数が速報値から下方修正され、失業保険継続受給者数が予想(220万件)以下だった場合、米国5月の雇用統計への期待感が高まることになり、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ開始観測が高まることになる。
また、明日5月末を独仏首脳が期限と設定したギリシャ政府と国際債権団の債務協議の行方にも要警戒か。
【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・1-3月期国内総生産改定値(前年比予想:+2.5%)
・18:00 ユーロ圏・5月業況判断指数(予想:0.35、4月:0.32)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27万件、前回:27.4万件)
・23:00 米・4月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+0.9%、3月:+1.1%)
・ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が講演予定
・主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議(ドレスデン、29日まで)
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ドル・円のテクニカル分析では、「斜行三角形」の目標値だった2007年の高値124円14銭に到達したことで、「ダブルボトム(79円75銭・75円32銭)」が完成し、長期的に2023年頃を到達目処とする目標値160円35銭が点灯した。
短期的には、目先の目標到達による反落の可能性に警戒しながら、前回の高値(125円73銭)やフィボナッチ・リトレースメント61.8%(127円87銭)などを目指す展開が予想される。
6月5日に発表される米国5月の失業率の予想は5.4%で4月と変わらず、非農業部門雇用者数の予想は前月比+21.5万人で、雇用回復の目安である+20.0万人を上回っている。
本日発表される5月23日週の新規失業保険申請件数は、27万件と予想され、5月16日週の27.4万件からの減少が見込まれている。米国5月の雇用統計の調査対象週(5月12日週)の新規失業保険申請件数(27.4万件)の修正値、そして、雇用統計との整合性が高い失業保険継続受給者数の数字に注目することになる。
5月12日週の新規失業保険申請件数が速報値から下方修正され、失業保険継続受給者数が予想(220万件)以下だった場合、米国5月の雇用統計への期待感が高まることになり、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ開始観測が高まることになる。
また、明日5月末を独仏首脳が期限と設定したギリシャ政府と国際債権団の債務協議の行方にも要警戒か。
【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・1-3月期国内総生産改定値(前年比予想:+2.5%)
・18:00 ユーロ圏・5月業況判断指数(予想:0.35、4月:0.32)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27万件、前回:27.4万件)
・23:00 米・4月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+0.9%、3月:+1.1%)
・ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が講演予定
・主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議(ドレスデン、29日まで)
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