今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇を意識してリスク選好的な円売り継続へ
[15/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
23日のドル・円相場は、東京市場では123円35銭から123円79銭で堅調推移。欧米市場でドルは124円18銭まで上昇し、123円94銭で引けた。
本日24日のドル・円は124円前後で推移か。米長期金利の上昇や株高を意識してリスク選好的な円売りは継続する可能性がある。
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁、欧州委員のユンケル委員長は24日にギリシャ首相と会談する。IMFに対する一部融資の返済についてラガルド専務理事は、6月30日の期限までに返済されるとの見方を示したもようだ。
6月30日の期限までにIMFに対する融資返済が実行できず、ギリシャが債務不履行に陥ることは回避される見込みだが、ギリシャの債務問題の全面的な解決は先送りされることになりそうだ。現在の政権下で債務削減が計画通りに進捗しない可能性は残されており、国内政局が再び混乱するかもしれない。将来的に債務問題に対する市場の懸念が再び高まる可能性は排除されていない。
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