米株式:「ギリシャの債務協議への警戒感から上げ渋る展開か」
[15/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日のニューヨーク株式市場は、ギリシャの債務協議への警戒感から上げ渋る展開か。
23日のNY市場は上昇。ギリシャと欧州連合(EU)が週内にも合意に至るとの期
待を受け、アジア、欧州株価が全面高となり買いが先行。その後は5月耐久財受注が予想を大きく下振れたほか、前日の急伸を受けた利益確定の売りが広がり、上値の重い展開に。ダウ平均は24.29ドル高の18144.07、ナスダックは6.12ポイント高の5160.09。
引き続きギリシャ情勢の行方を睨みながらの相場展開になろう。一部報道ではギリシャの連立政権の一角を占める右派政党「独立ギリシャ人」の議員は、国際債権団との合意について、債務減免が盛り込まれない場合には支持しないと表明したと、現地メディアが伝えている。24日にユーロ圏財務相会合で大筋合意を目指すが、25-26日のEU首脳会議での最終合意を見極めるなか、こう着感の強い相場展開に向かいやすいだろう。
また市場の関心は再び利上げ再開の時期に向かっている。パウエル理事は、米経済が想定通りに推移すれば、9月と12月に年内2度の利上げを見込むとの見解を示している。経済指標の内容を受けて、思惑が交錯しやすいだろう。
なお、経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、GDP確定値(1-3月)が予定されている。GDPについては改定値で0.7%減と落ち込んだが、確定値では0.2%減に若干上方修正される公算。
<MY>
23日のNY市場は上昇。ギリシャと欧州連合(EU)が週内にも合意に至るとの期
待を受け、アジア、欧州株価が全面高となり買いが先行。その後は5月耐久財受注が予想を大きく下振れたほか、前日の急伸を受けた利益確定の売りが広がり、上値の重い展開に。ダウ平均は24.29ドル高の18144.07、ナスダックは6.12ポイント高の5160.09。
引き続きギリシャ情勢の行方を睨みながらの相場展開になろう。一部報道ではギリシャの連立政権の一角を占める右派政党「独立ギリシャ人」の議員は、国際債権団との合意について、債務減免が盛り込まれない場合には支持しないと表明したと、現地メディアが伝えている。24日にユーロ圏財務相会合で大筋合意を目指すが、25-26日のEU首脳会議での最終合意を見極めるなか、こう着感の強い相場展開に向かいやすいだろう。
また市場の関心は再び利上げ再開の時期に向かっている。パウエル理事は、米経済が想定通りに推移すれば、9月と12月に年内2度の利上げを見込むとの見解を示している。経済指標の内容を受けて、思惑が交錯しやすいだろう。
なお、経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、GDP確定値(1-3月)が予定されている。GDPについては改定値で0.7%減と落ち込んだが、確定値では0.2%減に若干上方修正される公算。
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