米株式:「ギリシャ債務問題への警戒感で上げ渋る展開」
[15/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
26日のニューヨーク株式市場は、ギリシャの債務協議への警戒感から上げ渋る展開となりそうだ。
25日のNY市場は下落。5月個人支出が2009年8月以来の堅調な伸びを示したほか、
週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、買いが先行した。
しかし、ユーロ圏財務相会合がギリシャと債権団の合意がないまま閉会。国際通
貨基金(IMF)が、金融支援交渉の進捗状況に関わらず債務返済期限を伸ばすこ
とはないと述べたことで、デフォルト(債務不履行)懸念が強まり、下げに転じ
た。ダウ平均は75.71ドル安の17890.36、ナスダックは10.22ポイント安の5112.
19。
ギリシャへの金融支援を巡って、27日のユーロ圏の財務相会議で合意を目指す
方針である。ドイツ議会は29日にギリシャ融資実施の承認を行う必要があり、27
日が合意の最終期限ともいえる。そのため、結果を見極めたいとする模様眺め
ムードが強まりやすいだろう。
一方で、26日は議会が開催されないため、市場に落ち着きが見られる可能性が
ある。来週は米雇用統計など重要指標の発表を控えているため、市場の関心はギ
リシャから米国の利上げ再開の時期に関心が向かいやすい。直近続落のあとの、
短期的なリバウンドも意識されやすい。
なお、経済指標ではミシガン大学消費者マインド指数確定値(6月)が予定され
ている。また、カンザスシティー連銀総裁の講演が予定されている。
<MY>
25日のNY市場は下落。5月個人支出が2009年8月以来の堅調な伸びを示したほか、
週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、買いが先行した。
しかし、ユーロ圏財務相会合がギリシャと債権団の合意がないまま閉会。国際通
貨基金(IMF)が、金融支援交渉の進捗状況に関わらず債務返済期限を伸ばすこ
とはないと述べたことで、デフォルト(債務不履行)懸念が強まり、下げに転じ
た。ダウ平均は75.71ドル安の17890.36、ナスダックは10.22ポイント安の5112.
19。
ギリシャへの金融支援を巡って、27日のユーロ圏の財務相会議で合意を目指す
方針である。ドイツ議会は29日にギリシャ融資実施の承認を行う必要があり、27
日が合意の最終期限ともいえる。そのため、結果を見極めたいとする模様眺め
ムードが強まりやすいだろう。
一方で、26日は議会が開催されないため、市場に落ち着きが見られる可能性が
ある。来週は米雇用統計など重要指標の発表を控えているため、市場の関心はギ
リシャから米国の利上げ再開の時期に関心が向かいやすい。直近続落のあとの、
短期的なリバウンドも意識されやすい。
なお、経済指標ではミシガン大学消費者マインド指数確定値(6月)が予定され
ている。また、カンザスシティー連銀総裁の講演が予定されている。
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