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欧米為替見通し:ギリシャより中国株安への警戒感強まる、目先122円の水準を維持できるか注視

注目トピックス 市況・概況

ドル・円は、下げ渋りとなりそうだ。ギリシャ問題の不透明感よりも中国株安への警戒感が強まっており、リスク回避の円買いが進みやすい。ドル・円は一時的に122円台を下回っても、目先この水準を維持できるか注目される。

引き続き中国株の値動きに警戒感が強い。中国人民銀行(中央銀行)は8日、株式市場の安定性確保に努める姿勢を示しているが、前日大きく売られた上海B株はきょうも7%程度下落し、混迷が深まっている。

中国株の混乱を受け、東京株式市場も日経平均株価が節目の2万円を割り込んだ。これを受け、東京市場のドル・円は一時122円を下回った。このところ、122円を維持してきたことから、一時的に割り込んだとしても、目先もこの水準を維持できるか注目される。

目先は日経平均株価の2万円割れが目安になるという。銀行系の市場関係者は「122円付近の水準がブレークした場合には一気に下落に傾く可能性があるので、きょうの取引はオーバーナイトも含め、特に注意が必要だ」と話す。

別の市場関係者は、「リスク回避の円買いに間違いないが、国内勢、海外勢ともポジションを縮小している」とし、積極的に動きにくい状況を指摘する。

また、先の銀行系市場関係者は、「中国の株式市場が通常の取引に戻らないと、金融市場が負の連鎖を起こす可能性が警戒され、世界的に混乱は収まらない」との見方を示す。

一方、ギリシャ問題では、ユーロ圏首脳が7日夜、ブリュッセルで緊急会合を開き、ギリシャ政府に対して週末までに財政構造改革案を提示するよう要求した、と伝えられる。欧州連合(EU)28カ国の首脳は12日に会合を開き、ギリシャへの対応を決める。

ユーロは引き続き売り優勢の展開だが、134円を割り込むと、値ごろ感から国内勢の買いが入り、この水準が維持されれば、ドル・円の下値も堅いとの見方もある。

【本日の欧米市場の予定】
・20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-4.7%)
・02:00 米財務省10年債入札(210億ドル、リオープン)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表(6月16-17日開催分)
・03:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(経済見通し)
・04:00 米・5月消費者信用残高(予想:185億ドル、4月:205.41億ドル)
・英中銀金融政策委員会(9日まで)



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