企業の好業績と経済指標の上ブレが利上げ再開の思惑に
[15/07/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
『米株式市場』
21日のNY市場は下落。昨日発表されたITサービスのIBM(IBM)の決算が軟調であったほか、複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)が通期見通しを引き下げたことから主要企業の業績に対する不安が拡大し、終日軟調推移となった。ダウ平均は181.12ドル安の17919.29、ナスダックは10.74ポイント安の5208.12。
業績に対する不安感が強まるなか、21日の終了後に携帯端末のアップル(AAPL)が発表した4-6月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上回った。しかし、iPhoneの販売台数が予想を下振れたことから時間外取引で下落。この流れを受けて売りが先行することになりそうである。また、ボーイング、コカ・コーラ、クアルコム、アメリカン・エキスプレス、テキサス・インスツルメンツ、サンディスクなどの決算が予定されている。アップル・ショックを背景に、テキサス・インスツルメンツ、サンディスクなどの決算に対する警戒感が強まりやすいだろう。
さらに翌日にはキャタピラーの決算が予定されている。資源価格の下落や中国の需要鈍化による影響が警戒されており、慎重姿勢に向かいやすい。その他、経済指標ではFHFA住宅価格指数(5月)、MBA住宅ローン申請指数(先週)、中古住宅販売件数(6月)など住宅関連指標の発表が予定されている。コンセンサスを上回る内容となれば、利上げ再開への思惑につながることになりそうだ。
<TY>
21日のNY市場は下落。昨日発表されたITサービスのIBM(IBM)の決算が軟調であったほか、複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)が通期見通しを引き下げたことから主要企業の業績に対する不安が拡大し、終日軟調推移となった。ダウ平均は181.12ドル安の17919.29、ナスダックは10.74ポイント安の5208.12。
業績に対する不安感が強まるなか、21日の終了後に携帯端末のアップル(AAPL)が発表した4-6月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上回った。しかし、iPhoneの販売台数が予想を下振れたことから時間外取引で下落。この流れを受けて売りが先行することになりそうである。また、ボーイング、コカ・コーラ、クアルコム、アメリカン・エキスプレス、テキサス・インスツルメンツ、サンディスクなどの決算が予定されている。アップル・ショックを背景に、テキサス・インスツルメンツ、サンディスクなどの決算に対する警戒感が強まりやすいだろう。
さらに翌日にはキャタピラーの決算が予定されている。資源価格の下落や中国の需要鈍化による影響が警戒されており、慎重姿勢に向かいやすい。その他、経済指標ではFHFA住宅価格指数(5月)、MBA住宅ローン申請指数(先週)、中古住宅販売件数(6月)など住宅関連指標の発表が予定されている。コンセンサスを上回る内容となれば、利上げ再開への思惑につながることになりそうだ。
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