個別銘柄戦略:資源関連などには見直し買いも期待
[15/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米国株高などを背景に買い先行の展開が想定されるものの、その後は中国景気に対する警戒感、主力企業の業績懸念などを映して伸び悩んでいく動きとなろう。とりわけ、ファナックの決算はネガティブサプライズ、実績、受注、通期見通しと揃って市場予想を大きく下回る形に。スマホ関連の先行きには全般的に一段と警戒感が強まろう。村田製やミネベアなど好業績観測が伝わっているものの、先行き懸念払拭までには至りそうもない。また、東京エレクやアドテストなども揃って軟調な決算となっており、半導体製造装置各社の先行きに対する懸念も再燃しよう。中国関連では日立建機などもネガティブな決算。一方、商品市況の上昇、米国エネルギー関連株の上昇を受けて、石油株や非鉄金属株など資源関連には見直しの動きが先行しそうだ。
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