ハイテクの弱さは気掛かりだが、出遅れセクターの見直しで先高期待【クロージング】
[15/08/05]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
5日の日経平均は反発。93.70円高の20614.06円(出来高概算25億8000万株)で取引を終えた。米株安のほか、ファーストリテ<9983>の既存店売上高、トヨタ自<7203>の決算が嫌気されるなか、日経平均は20500円を割り込んで始まった。その後は20500円を挟んでの底堅さが意識される中、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>の強い動きが下支えとなった。さらに不動産株が全面高となったことが、相場のムードを明るくさせていた。
セクターでは水産農林が上昇率トップとなり、日水<1332>の決算インパクトによる。その他、金属製品、不動産、精密機器、建設、海運などが強かった。ただ、決算のほかは、どちらかというと相対的に出遅れていたセクターなどへの物色に映る。自動車やハイテクなどの一角は弱く、手放しでは喜べないところでもあるが、出遅れセクターには、見直しの流れのほか、買戻しなども入りやすい水準であるようだ。
日経平均は25日線レベルでの攻防ながら、5日連続で陽線を形成している。こう着ながらも押し目買い意欲の強さが窺える状況であろう。
<AK>