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前場に注目すべき3つのポイント〜4-6月GDP速報値を受けて追加緩和期待が高まるか

注目トピックス 市況・概況

17日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:4-6月GDP速報値を受けて追加緩和期待が高まるか
■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し
■前場の注目材料:上半期の農水産物輸出、和食ブームで3年連続過去最高


■4-6月GDP速報値を受けて追加緩和期待が高まるか

17日の東京市場は買い先行の展開になりそうだ。14日の米国市場では、予想を上回る経済指標が好感され、NYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20585円だった。朝方はこれにさや寄せする展開が見込まれる。

また、2015年4-6月期の国内総生産(GDP)速報値が発表される。予想は前期比年率1.8%減と3四半期ぶりのマイナス成長になると見込まれている。予想通りのマイナス、若しくは予想を下回ってくるようだと、足元の中国経済への不透明などもあって、日銀による追加の緩和期待が高まりやすいだろう。

決算シーズンも通過したことから、物色の流れは個別というより、セクターやテーマ等で動きやすいだろう。追加緩和期待が高まるようだと、足元で物色の流れが強まってきている不動産のほか、銀行やノンバンクなど緩和メリットセクターへ関心が向かいやすい。

また、世界の市場を揺るがせた人民元の急落は、ひとまず収束に向かいそうである。中国が落ち着きをみせてくるようだと、鉄鋼や鉱業、石油石炭、機械といった素材・資源関連への見直しも意識されるところである。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り830万株、買い750万株、差し引き80万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

8月10日(月):80万株の売り越し
8月11日(火):170万株の買い越し
8月12日(水):1270万株の売り越し
8月13日(木):810万株の売り越し
8月14日(金):10万株の買い越し


■前場の注目材料

・人手不足の飲食店向け商品など開発広がる
・上半期の農水産物輸出、和食ブームで3年連続過去最高
・郵政3社、11月上場へ
・ソフトバンク<9984>が地熱発電に参入


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50 4-6月期国内総生産(GDP)速報値(前期比年率予想:-1.8%、1-3月期:+3.9%)

<海外>
・特になし



<SY>

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