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前場に注目すべき3つのポイント〜中国や商品相場の落ち着きから資源・エネルギー、素材関連などへの見直し

注目トピックス 市況・概況

31日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:中国や商品相場の落ち着きから資源・エネルギー、素材関連などへの見直し
■外資系証券の注文動向:差し引き330万株の売り越し
■前場の注目材料:アクアライン<6173>が東証マザーズに新規上場


■中国や商品相場の落ち着きから資源・エネルギー、素材関連などへの見直し

31日の東京市場は底堅い相場展開になりそうだ。28日の米国市場は、年次経済シンポジウムの行方を見極めたいとの思惑から売り買いが交錯する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の19170円だった。

今週は9月1日に中国製造業PMIや4日には8月の米雇用統計を控えていることから、引き続き中国の動向や米国の利上げ開始時期への思惑等が、相場の変動要因になりそうである。中国については抗日戦勝記念日を前に、当局による株価下支えなども意識されやすいところである。楽観視は出来ないものの、一先ず落ち着きをみせてくると見ておきたい。

中国の落ち着きや原油先物相場など商品相場の底入れ機運を背景に、先週後半あたりから動意をみせてきていた、鉄鋼、鉱業、卸売、石油石炭といった資源・エネルギー、素材関連などへの見直しの流れが強まる可能性がありそう。

その他、同様にリスク回避の流れから利食い売りに押されていた電子部品などについても、見直しが意識されるほか、翌週には米アップルのイベントが開催される予定であり、押し目拾いの流れが強まる可能性がありそうだ。

政策に絡んだところでは、マイナンバーやビッグデータ、ドローンなど。また、このところZMPによる自動運転関連製品の発売等が続いており、ZMPに関連する企業への物色も意識されやすい。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き330万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1960万株、買い1630万株、差し引き330万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

8月24日(月):630万株の売り越し
8月25日(火):520万株の売り越し
8月26日(水):550万株の売り越し
8月27日(木):40万株の買い越し
8月28日(金):310万株の買い越し


■前場の注目材料

・米ボーイング、「777X」基本設計完了、21%は日本企業担当
・自公 「軽減税率」法案、通常国会に提出目指す
・アクアライン<6173>が東証マザーズに新規上場


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50 7月鉱工業生産速報(前月比予想:+0.1%、6月:+1.1%)

<海外>
・特になし



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