NY株式:ダウは65ドル安、FOMC発表を好感するも引けにかけて急落
[15/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
17日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は65.21ドル安の16674.74、ナスダックは4.71ポイント高の4893.95で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことで、朝方は小幅下落して始まったものの、連邦公開市場委員会(FOMC)の発表にかけて緩やかに上昇した。注目のFOMCでは中国金融市場の混乱を受けた世界経済の影響や、着実なインフレ率の上昇を確認したいとの理由で政策金利は据え置かれた。FOMCの発表後は、イエレンFRB議長の会見などを受けて一時急騰する場面もあったが、引けにかけて前日終値の水準まで下落し、値動きの荒い展開となった。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で銀行やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は同業オービッツ(OWW)の買収について当局から承認を受け、堅調推移。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は点火スイッチの欠陥に関するリコール問題で約9億ドルの和解金を司法省に支払うことで合意し、小幅上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はジェフリーズによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、ソフトウェアのオラクル(ORCL)は決算内容が嫌気され、下落した。
マーケット終了後にグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した6-8月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引では上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
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