20日の米国市場ダイジェスト:ダウは13ドル安、中国経済の減速懸念や欧州株安が重し
[15/10/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは13ドル安、中国経済の減速懸念や欧州株安が重し
NYダウ ナスダック
終値 :17217.11 終値 :4880.97
前日比:-13.43 前日比:-24.50
始値 :17228.47 始値 :4900.02
高値 :17264.88 高値 :4909.37
安値 :17147.99 安値 :4866.60
20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は13.43ドル安の17217.11、ナスダックは24.50ポイント安の4880.97で取引を終了した。中国経済の減速懸念や欧州株安が重しとなり、朝方は売りが先行。決算や住宅関連指標が概ね堅調であったことから僅かに上昇に転じる場面もあったが、相場動意材料に乏しく、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や保険が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやソフトウェア・サービスが下落した。
オートバイメーカーのハーレー・ダビッドソン(HOG)は決算内容が嫌気され、下落。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、情報誌「コンシューマー・レポート」による「モデルS」の評価引き下げを受けて、軟調推移。一方で、ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)は中国事業のスピンオフが報じられ、上昇。フラッシュメモリのサンディスク(SNDK)はハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)への身売りが報じられ、堅調推移となった。
検索サイトのヤフー(YHOO)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は119円85銭、予想を上回った米9月住宅着工件数を好感
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円63銭から119円97銭まで上昇し、119円85銭で引けた。市場の予想を上回った米国の9月住宅着工件数を受けた債券利回りの上昇に伴い、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1377ドルから1.1333ドルまで下落し、1.1346ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の融資調査報告の中で与信環境の改善が示され、追加緩和観測が一時緩和したものの、高値からは根強い量的緩和(QE)の拡大観測を受けたユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は、136円16銭から135円85銭まで下落した。
ポンド・ドルは、1.5486ドルから1.5436ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9512フランから0.9570フランへ上昇した。
■NY原油:続落で45.55ドル、米在庫統計の発表控え売り優勢に
NY原油は続落(NYMEX原油11月限終値:45.55↓0.34)。46.52ドルまで上昇した後、45.23ドルまで下落した。この日発表の米国の9月住宅着工件数が、予想を大きく上回る増加となり、その後、NYダウが始まって高値(34ドル高)をつけた辺りで、原油の買いが一時強まったもよう。
その後は、21日(水)に予定される米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)の発表を控え、原油在庫の増加が予想されていることで、売りが優勢になったとみられる。なお、11月限は20日が取引最終。21日から取引の中心となる12月限の20日値動きは、高値が46.93ドル、安値が45.72ドル、引けは46.29ドルであった(前日比0.01ドル高)。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.21ドル +0.060ドル(+0.37%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.25ドル -0.070ドル(-0.22%)
ゴールドマン・サックス(GS)185.51ドル -0.230ドル(-0.12%)
インテル(INTC) 33.44ドル -0.150ドル(-0.45%)
アップル(AAPL) 113.77ドル +2.040ドル(+1.83%)
グーグル(GOOG) 650.28ドル -15.82ドル(-2.38%)
フェイスブック(FB) 97.00ドル -1.470ドル(-1.49%)
キャタピラー(CAT) 70.26ドル +0.990ドル(+1.43%)
アルコア(AA) 9.42ドル -0.010ドル(-0.11%)
ウォルマート(WMT) 58.76ドル -0.090ドル(-0.15%)
スプリント(S) 4.36ドル -0.050ドル(-1.13%)
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