NY株式:ダウは82ドル高、ダウ一時200ドル高も上げ幅縮小
[15/12/11]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
10日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は82.45ドル高の17574.75、ナスダックは22.31ポイント高の5045.17で取引を終了した。原油価格が37ドルを割り込むなど下落が続いているものの、エネルギーや素材セクターの銘柄に値頃感から買い戻しが広がったほか、航空会社や運輸関連も堅調推移となった。ダウ平均は一時200ドルを超す上昇となる場面もあったが、引けにかけて上げ幅を縮小した。セクター別では、運輸や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
アクションカメラのゴープロ(GPRO)はアップルウォッチ用アプリを公開したことで、アップル(AAPL)による買収の思惑が広がり、急騰。小売シアーズ(SHLD)の不動産部門がREITとして分離したセリテージ・グロース・プロパティーズ(SRG)は、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が個人資金で8%強を取得したことが明らかとなり上昇。小売のウォルマート(WMT)は独自のモバイル決済システムを導入することを発表し小幅上昇。一方で太陽光発電機器のファースト・ソーラー(FSLR)は、慎重な売上見通しを示したことで下落。通信機器のシエナ(CIEN)も冴えない業績見通しを示し、軟調推移となった。
来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に売買を手控える投資家も多く、出来高が細っていることが、荒い値動きの一因となっているようだ。
Horiko Capital Management LLC
<NO>