18日の米国市場ダイジェスト:ダウは367ドル安、原油続落を嫌気(訂正)
[15/12/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは367ドル安、原油続落を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :17128.55 終値 :4923.08
前日比:-367.29 前日比:-79.47
始値 :17495.04 始値 :4982.58
高値 :17496.58 高値 :4996.49
安値 :17124.31 安値 :4921.33
18日の米国株式相場は下落。ダウ平均は367.29ドル安の17128.55、ナスダックは79.47ポイント安の4923.08で取引を終了した。原油価格が続落となったことが嫌気される中、オプションや先物の決済日が重なるクアドプル・ウィッチングで出来高が膨み、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。節税目的で年末までに含み損を確定しようとする動きも出ているもよう。セクター別でも全面安となっており、特に銀行や各種金融の下落が目立った。
航空機メーカーのボーイング(BA)は、ウェルズ・ファーゴの投資判断引き下げで下落。またウォルト・ディズニー(DIS)は、スターウォーズの新作映画「フォースの覚醒」を本日から公開したが、傘下のケーブルテレビ事業の収益悪化懸念から売られた。時計・アクセサリーのフォッシル(FOSL)はゴールドマン・サックスの目標株価引き下げで軟調推移となった。一方で携帯端末のブラックベリー(BBRY)は予想を上回る決算を発表して上昇。
来週は25日がクリスマスで休場となるほか、24日も午後1時までの短縮取引となる。市場関係者の多くも休暇に入ることから、週を通じて閑散取引となることが予想される。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は121円18銭、原油安&株安を嫌気、リスクオフ
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円76銭から121円14銭まで下落し121円18銭で引けた。米国の12月サービス業及び総合PMI速報値が1年ぶりの低水準に落ち込んだことや、原油安を嫌気した株安に連れ、ドル売り、円買いが優勢となった。日本の追加緩和策が後退したことで円の買い戻しも継続した。
ユーロ・ドルは、1.0809ドルから1.0874ドルへ上昇し1.0867ドルで引けた。ユーロ・円は、131円33銭から131円92銭へ上昇した。ポンド・ドルは、1.4925ドルから1.4886ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは、0.9968フランから0.9915フランへ下落した。
■NY原油:続落で34.73ドル、米国の輸出解禁決定、リグ稼働数増加で売り優勢
NY原油は続落(NYMEX原油1月限終値:34.73↓0.22)。35.57ドルから34.29ドルまで下落した。米議会上下両院が、2016会計年度の歳出法案を可決したことで、40年ぶりに米国産原油の本格的な輸出解禁が決定。世界的な供給過剰感がさらに強まるとの見方が、原油相場の圧迫材料になった。
また、終盤に米ベーカー・ヒューズ社が発表した国内の石油掘削装置(リグ)稼働数が、前週比17基増の541基となり、5週ぶりに増加に転換。原油生産の拡大観測による売りが一段安につながった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.78ドル -0.525ドル(-3.03%)
モルガン・スタンレー(MS) 31.27ドル -1.110ドル(-3.40%)
ゴールドマン・サックス(GS)175.40ドル -7.270ドル(-3.98%)
インテル(INTC) 33.87ドル -1.050ドル(-2.99%)
アップル(AAPL) 106.03ドル -2.950ドル(-2.71%)
グーグル(GOOG) 739.31ドル -10.12ドル(-1.35%)
フェイスブック(FB) 104.04ドル -2.180ドル(-2.05%)
キャタピラー(CAT) 65.11ドル +0.230ドル(+0.35%)
アルコア(AA) 9.23ドル +0.075ドル(+0.82%)
ウォルマート(WMT) 58.84ドル -0.140ドル(-0.24%)
スプリント(S) 3.66ドル +0.060ドル(+1.67%)
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