前場に注目すべき3つのポイント〜日経平均19000円回復も、よりターゲットを絞った売買に
[15/12/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均19000円回復も、よりターゲットを絞った売買に
■外資系証券の注文動向:差し引き20万株の買い越し
■前場の注目材料:ケイアイスター不動産<3465>、ソーシャルワイヤー<3929>が新規上場
■日経平均19000円回復も、よりターゲットを絞った売買に
24日の東京市場は買い先行の相場展開になろう。原油相場の上昇を背景に、米国市場ではNYダウが3日続伸で17600ドルを回復した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円高の19060円と節目の19000円を回復しており、日経平均はこれにさや寄せする格好からのスタートになろう。
ただし、海外市場はクリスマスで休場になる市場が多く、24日についても短縮取引等となる。海外勢のフローは減少する中、買い一巡後はこう着感が強まりやすいだろう。また、原油価格や商品相場の上昇が好感される一方で、円相場は1ドル120円台後半での推移となっているほか、米半導体のマイクロン・テクノロジーは減益決算が嫌気されている。
そのため、ハイテク株のほか、輸出関連などは上値を抑えられる可能性もあり、日経平均は19000円を挟んでのこう着といったところか。とはいえ、商いが膨らみづらい中、先物主導のインデックス売買に振らされやすくなるため、先物市場の動向には注視する必要。また、個人主体の材料株物色としても、よりターゲットを絞った売買になりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き20万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り900万株、買い920万株、差し引き20万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
12月16日(水):30万株の売り越し
12月17日(木):30万株の売り越し
12月18日(金):100万株の売り越し
12月21日(月):700万株の売り越し
12月22日(火):140万株の買い越し
■前場の注目材料
・NY原油先物(37.50、+1.36)、NYダウ続伸(17602.61、+185.34)
・訪日外国人1900万人突破、45年ぶり日本人出国者数と逆転へ
・ケイアイスター不動産<3465>が東証2部に新規上場
・ソーシャルワイヤー<3929>が東証マザーズに新規上場
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・来年度政府予算案を閣議決定
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(11月18-19日分)
<海外>
・特になし
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