前場に注目すべき3つのポイント〜TOPIXリバランスやテーマ株物色の広がりに関心
[15/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:TOPIXリバランスやテーマ株物色の広がりに関心
■外資系証券の注文動向:差し引き200万株の売り越し
■前場の注目材料:米ホリデー商戦伸びる、婦人衣料が好調
■TOPIXリバランスやテーマ株物色の広がりに関心
29日の東京市場は原油安を受けて利食い先行となろうが、その後は底堅い相場展開が期待される。休み明け28日のNY市場は、原油先物相場の下げが嫌気されダウ、ナスダックともに下落。ただ、安いところからは下げ幅を縮めており、影響は限られそうである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の18860円だった。
シカゴ先物にさや寄せする格好となるも、大引けでTOPIXのリバランスが控えていることもあり、市場の関心は郵政グループ3社辺りに向かいやすい。日本郵政<6178>が上場来高値更新ともなれば、投資家のセンチメントは悪化しないだろう。
また、ここ最近は自動運転車などテーマ株への物色も活発である。ストップ高も目立つ中、過熱感が警戒されたとしても、同テーマの出遅れを探る格好で物色対象に広がりがみられてくる可能性がありそうだ。また、TOPIXリバランスについては、その後の反動を意識したショートポジションも積み上がりやすいだろう。ただ、これにより取り組みに厚みが増すことで、一段高も意識されやすいところ。
日経平均は節目の19000円を意識しつつも、物色は個人主体の需給相場になりやすいと見られる。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き200万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り750万株、買い550万株、差し引き200万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
12月21日(月):700万株の売り越し
12月22日(火):140万株の買い越し
12月24日(木):20万株の買い越し
12月25日(金):40万株の売り越し
12月28日(月):10万株の買い越し
■前場の注目材料
・NY原油(36.81、-1.29)、NYダウ下落(17528.27、-23.90)
・イタリア、大気汚染深刻でマイカー規制など緊急対策
・米ホリデー商戦伸びる、婦人衣料が好調
・TOPIXリバランス
☆前場のイベントスケジュール
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