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■NY株式：ダウは192ドル高、ハイテク銘柄に買いが広がる

NYダウ　　　　　　　ナスダック
終値　：17720.98　　終値　：5107.94
前日比：+192.71 　　前日比：+66.95
始値　：17547.37　　始値　：5066.52
高値　：17750.02　　高値　：5116.99
安値　：17547.37　　安値　：5065.90

29日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は192.71ドル高の17720.98、ナスダックは66.95ポイント高の5107.94で取引を終了した。欧州・アジア株がほぼ全面高となり、買いが先行。ハイテク銘柄に買いが広がったほか、原油相場の上昇が好感され、終日堅調推移となった。10月ケース・シラー住宅価格指数や12月消費者信頼感指数も予想を上振れた。ダウは一時220ドルを超す上昇となった。セクター別では全面高となり、小売やテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。

小売のアマゾン(AMZN)や検索大手のアルファベット(GOOGL)、携帯端末のアップル(AAPL)などのハイテク企業が終日堅調推移となった。自動車用品小売のペップボーイズ(PBY)は日本のブリヂストンと買収合戦を繰り広げている著名投資家のカール・アイカーン氏が買収提示額の引き上げを発表し、上昇。昨日、会長退任を発表して急落した資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は、買い戻しが入った。

16年の連邦公開市場委員会（FOMC）は、セントルイス地区連銀のブラード総裁、カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁、クリーブランド地区連銀のメスター総裁、ボストン地区連銀のローゼングレン総裁が新たなメンバーとなり、タカ派色が強まる公算。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替：ドル・円は120円46銭、原油反発＆良好な米指標で債券利回り上昇、ドル高

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円51銭へ上昇後、120円34銭へ弱含み120円46銭で引けた。原油高や、米国の10月S＆Pケース・シラー住宅価格指数(20都市部)が昨年8月来の大幅な伸びとなり、12月消費者信頼感指数が予想を上回ったことを好感して、債券利回り上昇に伴うドル買い、円売りが優勢となった。しかし、その後は利食いのドル売り、円買いに伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは、1.0973ドルから1.0899ドルへ下落し1.0920ドルで引けた。欧米の金利差拡大の思惑に伴うユーロ売りが再燃。ユーロ・円は132円14銭から131円38銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.4786ドルへ下落後、1.4831ドルへ上昇した。利上げ観測の後退にポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9883フランから0.9943フランへ上昇した。


■NY原油：反発で37.87ドル、米国の在庫減少予想で買い優勢に

NY原油は反発(NYMEX原油2月限終値：37.87↑1.06)。37.48ドルから37.94ドルまで上昇した。29日の取引終了後に全米石油協会(API)の週間統計、30日に米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)の発表が予定され、EIA週報では国内全体の原油在庫の減少が予想されていることで、買いが優勢になった。

ただ、29日発表の米国の10月S＆Pケース・シラー住宅価格指数、12月消費者信頼感指数が強く、ドル高気味になったことで、原油は割高感による売りに上げ渋りもみられた。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率）

バンクオブアメリカ（BAC） 　17.27ドル　+0.135ドル（+0.82％）
モルガン・スタンレー（MS）　32.55ドル　+0.380ドル（+1.18％）
ゴールドマン・サックス（GS）183.53ドル　+1.910ドル（+1.05％）
インテル（INTC）　　　　　　35.44ドル　+0.510ドル（+1.46％）
アップル（AAPL）　　　　　　108.74ドル　+1.920ドル（+1.80％）
アルファベット（GOOG）　　　776.60ドル　+14.09ドル（+1.85％）
フェイスブック（FB）　　　　107.26ドル　+1.330ドル（+1.26％）
キャタピラー（CAT） 　　　　69.18ドル　+0.600ドル（+0.87％）
アルコア（AA）　　　　　　　10.13ドル　+0.145ドル（+1.45％）
ウォルマート（WMT） 　　　　61.58ドル　+0.830ドル（+1.37％）
スプリント（S） 　　　　　　3.85ドル　+0.040ドル（+1.05％）



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