後場に注目すべき3つのポイント〜しばらくはテーマ株での循環物色に
[16/01/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・しばらくはテーマ株での循環物色に
・ドル・円は119円65銭付近、アジア株の持ち直しで小反発
・目標株価引き上げのリクルート<6098>、NTT<9432>、カカクコム<2371>などしっかり
■しばらくはテーマ株での循環物色に
日経平均は反発。76.37円高の18527.35円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。中国経済への警戒感から、4日の欧米市場は軒並み大きく下げており、この流れを受けて日経平均は18400円を割り込んで始まった。その後は下げ渋りを見せるなか、注目されていた上海指数が上昇に転じると、自律反発を期待した流れとなり、日経平均は18500円を回復している。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数は小幅ながら、大型、中型、小型株指数いずれも上昇。セクターでは、ガラス土石、情報通信、陸運、金属が上昇。半面、保険、水産農林、石油石炭、輸送用機器、化学などが小安い。
一先ず中国・上海指数が上昇に転じたことが安心感につながり、日経平均は自律反発をみせてきている。ただし、明確なボトムを見極めたいとする模様眺めムードも強く、インデックスに絡んだ売買が中心である。中国では昨年夏から規制されていた大株主による保有株式売却が今週から解除されることで、戻り売り圧力を見極めたいところ。
また、サウジアラビアとイランの緊張による地政学リスクへの警戒がリスク資産の圧縮に向かわせるため、中東情勢を見極める必要もあろう。週末には米雇用統計を控えていることもあり、積極的な資金流入は期待しづらい。本日は自動運転車、フィンテック、ドローンに加えて、民泊関連の一角が動意付いている。しばらくはテーマ株での循環物色になろう。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は119円65銭付近、アジア株の持ち直しで小反発
ドル・円は119円65銭付近で推移。日経平均株価がプラス圏に切り返すなどアジア株の持ち直しを受けた値動き。
ドル・円は前日海外市場で118円70銭まで下げた後、値を戻す展開。今日の東京市場では日経平均株価が安寄り後、上海総合指数の持ち直しを受けプラス圏に切り返したことから、株安に対する警戒感は低下。リスク選好的な円売りでドルは反発した。
ドルは足元では119円70銭まで上昇。ランチタイムの日経平均先物は堅調な値動きとなっていることから、午後の取引では前日の反動でドル買戻しが強まり、120円付近まで値を上げると予想する。
12時26分時点のドル・円は119円65銭、ユーロ・円は129円45銭、ポンド・円は176円11銭、豪ドル・円は86円24銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・KDDI<9433>、Fリテ<9983>で日経平均を約34円押し上げ
・円高重しでトヨタ<7203>、ホンダ<7267>がさえない
・目標株価引き上げのリクルート<6098>、NTT<9432>、カカクコム<2371>などしっかり
☆後場の注目スケジュール☆
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・特になし
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・特になし
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