米国株見通し:底堅い原油価格を意識か、引き続き企業決算を注視
[16/01/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
『米株式市場』
26日のNY市場は上昇。原油先物相場の反発を受け、エネルギーセクターを中心に買いが先行。その後も好調な主要企業決算が相次いだほか、消費者心理を映す1月消費者信頼感指数が予想を上回ったことで投資家心理が改善。ダウ平均は282.01ドル高の16167.23、ナスダックは49.18ポイント高の4567.67。
グローベックスの米株先物は、NYダウで70ドル安程度を織り込んで推移している。欧州市場は全般小安く推移しており、ロンドン市場では資源株と金融株が下落している。石油株については、一部アナリストによる格下げがあったほか、原油先物相場が下落して推移していることが重石になっているようである。
引き続き原油相場の動向が注目されるが、イランは欧州連合(EU)向け原油輸出を早ければ2月にも再開する準備を進めている。ただし、足元では1バレル30ドル台での底堅さがみられており、これを織り込んでいるように映る。先安感は根強いが、底堅さがみられてきた点ではポジティブであろう。
また、本日はイラク石油相が、OPEC加盟国は原油価格が1バレル30ドルまで下げるとは予想していなかったと述べたと報じられている。サウジアラビアとロシアは、減産反対の姿勢を軟化させているとも伝えられており、原油相場の底堅さが意識される可能性がある。OPEC加盟国の協調がみられれば、先日の30ドル割れで目先の底入れが意識されてくることになり、サウジアラビアの財政懸念のほか、政府系ファンドによる売りへの警戒も和らぐことになる可能性はあるだろう。
一方で決算発表が本格化する中、前日の取引終了後に決算を発表したアップルは、時間外で弱い動きをみせていた。これを通常商いでアク抜けにつながるかが注目される。その他、本日はフェイスブック、ボーイング、クアルコム、サンディスク、eベイ、TIなどが決算発表を予定している。
<TY>
26日のNY市場は上昇。原油先物相場の反発を受け、エネルギーセクターを中心に買いが先行。その後も好調な主要企業決算が相次いだほか、消費者心理を映す1月消費者信頼感指数が予想を上回ったことで投資家心理が改善。ダウ平均は282.01ドル高の16167.23、ナスダックは49.18ポイント高の4567.67。
グローベックスの米株先物は、NYダウで70ドル安程度を織り込んで推移している。欧州市場は全般小安く推移しており、ロンドン市場では資源株と金融株が下落している。石油株については、一部アナリストによる格下げがあったほか、原油先物相場が下落して推移していることが重石になっているようである。
引き続き原油相場の動向が注目されるが、イランは欧州連合(EU)向け原油輸出を早ければ2月にも再開する準備を進めている。ただし、足元では1バレル30ドル台での底堅さがみられており、これを織り込んでいるように映る。先安感は根強いが、底堅さがみられてきた点ではポジティブであろう。
また、本日はイラク石油相が、OPEC加盟国は原油価格が1バレル30ドルまで下げるとは予想していなかったと述べたと報じられている。サウジアラビアとロシアは、減産反対の姿勢を軟化させているとも伝えられており、原油相場の底堅さが意識される可能性がある。OPEC加盟国の協調がみられれば、先日の30ドル割れで目先の底入れが意識されてくることになり、サウジアラビアの財政懸念のほか、政府系ファンドによる売りへの警戒も和らぐことになる可能性はあるだろう。
一方で決算発表が本格化する中、前日の取引終了後に決算を発表したアップルは、時間外で弱い動きをみせていた。これを通常商いでアク抜けにつながるかが注目される。その他、本日はフェイスブック、ボーイング、クアルコム、サンディスク、eベイ、TIなどが決算発表を予定している。
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