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米国株見通し:原油価格の上昇を好感か、リバウンドに期待も

注目トピックス 市況・概況

『米株式市場』


27日のNY市場は下落。主要企業の冴えない決算を嫌気して売りが先行。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑や原油相場の回復を受けて、上昇に転じる場面もみられた。しかし、FOMC声明文では、世界景気や金融環境に注視する一方で、3月の利上げ観測を後退させるほどの内容ではなかったことが嫌気され、発表後に下落する展開。ダウ平均は222.77ドル安の15944.46、ナスダックは99.51ポイント安の4468.17。


グローベックスの米株先物は小じっかりに推移しており、NYダウでは70ドル高程度を織り込んで推移している。欧州も全般堅調な展開。ロンドン市場は小幅に続伸となり、原油相場の落ち着きを受けて資源関連が買われている。前日のFOMC声明では3月利上げ観測を後退させる内容ではなかったことが嫌気されたが、基本的には強いアメリカ経済との見方となるため、早晩落ち着きをみせてくることになろう。


一方で、先安感は根強いものの、原油相場の落ち着きはポジティブ視されよう。政府系ファンドによる売りへの警戒が和らいでくるようだと、16000ドル固めからのリバウンドも期待されてくる。経済指標では耐久財受注(12月)、新規失業保険申請件数(先週)、消費者信頼感指数(先週)などが予定されている。FOMC通過で過度な動きはなさそうだが、指標内容が大きくコンセンサスを乖離してくるようだと、金利動向に影響を与えよう。


決算では、アマゾン、マイクロソフト、ビザ、ブラックストーン、キャタピラーが予定されている。中国の景気鈍化が不安視されている中、キャタピラーの決算辺りが、市場に影響を与えそうである。




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