【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家ぶせな氏:手法よりも大事なもの
[16/02/09]
提供元:株式会社フィスコ
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家ぶせな氏(ブログ「FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2016年2月7日20時に執筆
トレードをやっていると、他の人がどのようにして利益を出しているのか、誰もが気になった事はあるでしょう。特にトレードを始めたばかりの頃は、勝てる手法をどうやったら知ることができるのかを考えてしまいます。
しかし、トレードで稼ぐには手法ではなくスキルの方が重要だと考えています。
今回は、最短でトレードスキルを身に付けるためのプロセスを書きましたので、参考にして下さい。
(1)トレードで勝つには「技術」が必要
例えばFXの商材を買ったりトレード手法が載っている本を買ったり、セミナーで指導を受けて帰ってきてトレードをしても、なぜか勝てません。なぜ勝てないのでしょうか。それは、「手法を操る技術」が身に付いていないからです。
勝てるトレーダーは、手法を操る技術が身に付いているため、たとえどんな手法であれ、それを利益に変えることが出来ます。これが「トレード技術」と言えるでしょう。100人のトレーダーが同じ手法を用いたとしても、全員が同じ損益結果になる事はなく、皆違った成績になります。同じ手法なのに結果が違う、これはトレード技術に差があるからです。
(2)「トレード技術」とは何か
では、トレード技術とは何でしょうか。
FXで勝つには、チャートを見ながらエントリーとイグジットを繰り返します。
勝ち組トレーダーは、今までにチャートを一日中見続けたとか、空いている時間は全てFXに注いだ、という事をよく耳にします。一定期間はトレードの事だけをひたすら考えていた期間があるはずです。真剣に分析して毎日努力した結果、ある時点で、「FXを始めた頃とはトレードに対する見方が変わった」経験をしているのです。ここまでくると、ある手法を聞けば、その手法のメリットやデメリットが分かり、「自分ならこのように使う」といった判断が出来るようになります。
とにかく経験を積み、大暴落や大暴騰を目の当たりにし、トレードの怖さや値動きの癖、利益にする為のコツや絶対に注意すべき点等、ありとあらゆる判断が自然と出来る状態である、これがトレード技術と言えるでしょう。
(3)トレード技術を身につけるには「スキャルピング」が最適
トレードを始めた頃、私は「とにかく勝って儲けたい!」という気持ちが先行し、根拠のないエントリーを繰り返していました。その結果、資金を失うのは必然でした。このままでは資金が増えるどころか、破産してしまうと思いました。そこで、自分なりのルールに基づいてとにかくチャートを眺めてはエントリーとイグジットを繰り返し、毎日数百回のトレードを繰り返しました。何ヶ月か経過すると、当初の自分とは思えない自信と、このような時にエントリーすれば勝てる確率が高い、というルールが自然と頭の中で出来上がっていました。様々な値動きを経験した結果、いつの間にか「トレード技術」が身に付いていたのでしょう。安定して勝てるようになったのは、ここからです。
トレードは、実戦を積まなければ絶対に上手になりません。スキャルピングであれば、一日にかなりの回数のトレードが出来ます。上達に必要な「反復」を短期間でみっちり行う事ができ、努力の効率が上がります。これが、デイトレードやスイングトレードだと、一日のトレード回数が少なくなり、トレード経験を積むまでに相当な期間を要します。
FXを始めて間もない方は、お金を儲けるより先に、まずはトレード技術を身につける目的でFXと向き合う事が大事です。トレード技術が身に付いた時、自然と勝てるようになっているでしょう。
(4)「トレード技術」があれば勝ち続けられる
地に足の着いた努力を日々行なえば、本物の技術が身に付きます。そして、「トレードの見方」が変わる時、勝ち組トレーダーへの道が開けるでしょう。これは偶然ではなく、努力の結果であり成るべくして成るのです。一度身に付いたトレード技術はどんどん磨かれていきます。その意味で、トレード技術は一生の財産になるでしょう。身に付けた技術を存分に生かせるマーケットがある、それがトレードの醍醐味でもあるでしょう。
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執筆者名:ぶせな
ブログ名:FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ
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