前場に注目すべき3つのポイント〜ビットコイン、ドローンなどに関心集まる
[16/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ビットコイン、ドローンなどに関心集まる
■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し
■前場の注目材料:パーク24<4666>の15年11月-16年1月経常利益は市場予想上振れの公算
■ビットコイン、ドローンなどに関心集まる
25日の日本株市場は、日経平均で16000円を挟んでのこう着感の強い相場展開が続きそうである。24日の米国市場は欧州の金融関連株が売られたことや、1月新築住宅販売件数が予想を下振れたことも嫌気され、NYダウは一時265ドル安となる場面もみられた。しかし、エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計でガソリン在庫の減少が報じられると原油相場が反発。これを受けて、株式相場も引けにかけて上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の15940円となり、買いが先行する格好から始まろう。
米国市場は引け際に切り返しをみせており、大阪225先物のナイトセッションとの比較では、290円高となる。そのため、ショートカバーの入りやすいと考えられる。また、国際通貨基金(IMF)は、G20、主要20カ国の財務相・中央銀行総裁会議が中国で開かれるのを前に報告をまとめ、G20各国に対して新たな協調策を打ち出すよう求めたと報じられている。世界の金融安定化への期待なども高まりやすく、売り込みづらい状況でもある。
もっとも、大きなトレンドは出難く、日経平均は16000円を挟んでのもち合いとなるようだと、物色は個人主体による中小型株に。新興企業の10-12月期の経常利益は前年同期比12%増えたとの報道もあり、マザーズやJASDAQ銘柄に向かわせよう。また、自民党の財務金融部会などは24日、ビットコインなど仮想通貨を規制する関連法改正案を了承した。引き続き、「ビットコイン」「ブロックチェーン」「フィンテック」といったキーワードに関心が集まりそうだ。その他、その他、ドローン、EV向け電池なども注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1270万株、買い1410万株、差し引き140万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
2月18日(木):40万株の買い越し
2月19日(金):190万株の買い越し
2月22日(月):210万株の売り越し
2月23日(火):330万株の買い越し
2月24日(水):1780万株の売り越し
■前場の注目材料
・NY原油(32.15、+0.28)、NYダウ(16484.99、+53.21)
・ドローン宅配、国が初の実証実験
・住友鉱<5713>、EV電池材料4割増産
・パーク24<4666>の15年11月-16年1月経常利益は市場予想上振れの公算
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 対外対内証券売買(先週)
<海外>
・09:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米経済と金融政策)
・09:30 豪・10-12月期民間設備投資(前期比予想:-3.0%、7-9月期:-9.2%)
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