今日の為替市場ポイント:ドル・円は112円台で推移か、欧米株高などを意識してドルは底堅い動きを続ける見込み
[16/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
30日のドル・円は、東京市場では112円81銭から112円02銭まで下落。欧米市場でドルは112円68銭まで反発し、112円41銭で取引を終えた。
本日31日のドル・円は112円台で推移か。欧米諸国の株高や米長期金利の上昇を意識して、ドルはやや底堅い動きを続けるものとみられる。
30日に行われた3月の米ADP雇用統計は、前月比+20.0万人で市場予想の+19.5万人程度をやや上回った。明日4月1日発表の3月米雇用統計は市場予想(非農業部門雇用者数は前月比+20.5万人程度、失業率は4.9%)に沿った内容になる可能性があり、予想通りなら米労働市場は穏やかな改善を続けていることが改めて確認されることになりそうだ。
雇用情勢とインフレ見通しは米金融政策に大きな影響を与える2大要因だが、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は29日に行われた講演で、「海外のリスクは米経済情勢やインフレ見通しに影響を及ぼす可能性があり、利上げを慎重に進めることが適切である」と指摘している。市場関係者の間からは「3月の米雇用統計が予想と一致した場合、米国株やドル相場に対する支援材料になってもおかしくないが、4月利上げの可能性が再び高まるとは思えない」との声が聞かれている。
<SY>
本日31日のドル・円は112円台で推移か。欧米諸国の株高や米長期金利の上昇を意識して、ドルはやや底堅い動きを続けるものとみられる。
30日に行われた3月の米ADP雇用統計は、前月比+20.0万人で市場予想の+19.5万人程度をやや上回った。明日4月1日発表の3月米雇用統計は市場予想(非農業部門雇用者数は前月比+20.5万人程度、失業率は4.9%)に沿った内容になる可能性があり、予想通りなら米労働市場は穏やかな改善を続けていることが改めて確認されることになりそうだ。
雇用情勢とインフレ見通しは米金融政策に大きな影響を与える2大要因だが、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は29日に行われた講演で、「海外のリスクは米経済情勢やインフレ見通しに影響を及ぼす可能性があり、利上げを慎重に進めることが適切である」と指摘している。市場関係者の間からは「3月の米雇用統計が予想と一致した場合、米国株やドル相場に対する支援材料になってもおかしくないが、4月利上げの可能性が再び高まるとは思えない」との声が聞かれている。
<SY>