円相場は投機的な動き、一方向のトレンドは落ち着く【クロージング】
[16/04/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
8日の日経平均は続伸。71.68円高の15821.52円(出来高概算25億株)で取引を終えた。原油相場の下げや、急激な円高に伴う世界経済の後退懸念を嫌気した欧米株安を受けて、売りが先行した。ただし、財務相による「為替相場は安定しているのが望ましい」との口先介入もあり、売り一巡後は急速に下げ渋る格好に。
足元でやや投機的な動きをみせていた為替相場の円高が一服したことが材料視されるなか、インデックスに絡んだ商いによってリバウンドが強まると、日経平均は一時16000円を回復する場面もみられた。その後売り買いが交錯するものの、続伸で取引を終えた。セクターでは、ガラス土石、機械、水産農林、鉄鋼、石油石炭が2%を超える上昇。一方で、不動産が小幅ながら唯一マイナスに。
円相場がやや円安に振れて推移していることで急速に下げ渋りをみせたが、口先介入によって振れており、為替相場は実需による動きというよりは投機的な動きに映る。慎重姿勢は崩せない状況ではあるが、一方向に大きく動く流れは落ち着きをみせてくる可能性がありそう。
<AK>
足元でやや投機的な動きをみせていた為替相場の円高が一服したことが材料視されるなか、インデックスに絡んだ商いによってリバウンドが強まると、日経平均は一時16000円を回復する場面もみられた。その後売り買いが交錯するものの、続伸で取引を終えた。セクターでは、ガラス土石、機械、水産農林、鉄鋼、石油石炭が2%を超える上昇。一方で、不動産が小幅ながら唯一マイナスに。
円相場がやや円安に振れて推移していることで急速に下げ渋りをみせたが、口先介入によって振れており、為替相場は実需による動きというよりは投機的な動きに映る。慎重姿勢は崩せない状況ではあるが、一方向に大きく動く流れは落ち着きをみせてくる可能性がありそう。
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